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ウサギのナミダ ACT 1-8 □ 「……落ち着いたかよ?」 ほれ、と言って、缶コーヒーを俺の方に差し出す大城。 今日は大城に迷惑をかけっぱなしだ。 路地裏で泣き叫んでいた俺を、何とかなだめすかして、近くの公園のベンチまで連れてきて、座らせてくれた。 ゲーセンで暴れようとした俺を止めたのも大城だし、今もこうしてコーヒーを買ってきてくれた。 「……すまん。今日は、迷惑をかけた……」 自分の声か、と一瞬疑うようなガラガラ声。 「まったくだぜ」 苦笑しながら、缶コーヒーのプルタブをあける。 そういえば、喉がカラカラだ。 俺も大城にならって、缶コーヒーをあけた。 独特の甘苦い味が喉を通り過ぎると、不思議と心が落ち着いた。 俺はやっと、大城をまともに見ることが出来た。 革ジャンに、ジャラジャラつけたシルバーアクセ。 相変わらずヤンキーに見える格好だが、優しげな視線を道の向こうに投げている。 肩には、大城の神姫・虎実が乗っている。 なんだか心配そうな表情で、俺を見ていた。 ……虎実にまで心配されるようじゃ、しようがないな、俺は。 今日の俺はどうかしている。 こんなに感情的になったのは、生まれて初めてだった。 歯止めがはずれて、自分の衝動を満たす以外のことは、どうでもよくなる感じ。 俺はかぶりを振った。 まったく俺らしくない。 「……話せよ」 「え?」 何の前触れもなく、大城が言った。 「お前とティアのこと、全部話してみろよ」 「……いや、しかし」 「そうやって溜め込むから、あんなふうに暴発しちまうんだぜ?」 「……」 「それによ……俺がお前の友達だって自惚れさせてくれや」 大城は、にっ、と歯を出して笑った。 いい奴だ、と思う。 「……俺の恥をさらすようなもんだけど」 そう前置きして、まとまらない頭をなんとか回転させながら、ぽつぽつと話し始めた。 ティアとはじめて出会ったときのこと、話したときのこと、ボディを交換し、マスターの登録をしたこと。 オリジナルのレッグパーツを武装にするために、様々な訓練をしたこと。 ティアを公園に連れだしたときに、あいつが笑ったこと……。 取り留めのない俺の話を、大城は相づちを打ちながら、辛抱強く聞いていた。 「俺は……結局俺は、自分のことしか考えていなかったんだと思う。ティアが武装神姫になりたいかどうかなんて考えもしないで……。そう言う意味じゃ、あの井山の奴と変わらないのかも知れない」 「そんなことねぇよ」 大城が、俺の方を向いて、ごく真面目な表情で言った。 「ティアが本当に武装神姫になりたくないんだったら……あんなふうに戦えるもんかよ。いつも必死で、お前のために戦っていることくらい、端から見てれば誰にでもわからぁ」 「……今回は、みんなに否定されたけどな」 俺が自嘲気味に言うと、大城は苦い顔をした。 「……すまねぇ。俺に言う権利はない言葉だったかも知れねぇ」 「わかってる、大城、お前を責めてるわけじゃない」 そう、むしろ大城は言いにくいことを言ってくれて、暴れそうになった俺を止めてくれて、今は俺の愚痴を率先して聞いてくれている。 感謝こそすれ、責める筋合いなどあろうはずがない。 だが、ゲームセンターの連中の反応もまた現実だ。 大城はわかってくれていても、他の連中はわかってくれない。 俺達二人では、もうどうにか出来る問題ではないのだ。 俺の口から、独り言のように言葉が転げ出た。 「いっそ……バトルロンドをやめるか……」 「え?」 「そうすれば、ティアは傷つかなくてすむ……ティアのことを考えれば、それが一番なんだろうな。 俺は、ティアがこれ以上貶められてまで、バトルする必要がないんじゃないかって……そう思いはじめて」 「だめだ、そんなの!!」 いきなり大声で叫ばれて、俺はびっくりした。 大城も目を見開いている。 叫んだのは、虎実だった。 怒ったような、困ったような、必死の表情で、大城の肩から俺の方に身を乗り出していた。 「ティアがバトルをやめるなんて、絶対にだめだ! だめなんだ!!」 「な、なんでだよ……」 「だって……アタシは……ティアともう一度戦うことが、目標なんだからっ!!」 ……なんだって? 「いや、そんなこと言ってもな……だっていままで、ティアと戦おうとしなかったじゃ……」 「ちがう、ちがうんだ! アタシは……っ!」 「あー、虎実はさ、ティアに憧れてたんだよ。ああいう神姫になりたいって、な」 興奮している虎実に代わって、話す大城。 ……なんだって? 虎実がティアに憧れてる? 「初耳だぞ、それ……」 「そりゃあまあ、話したのは初めてだしな」 真剣な表情の虎実とは対照的に、大城はにやにやと笑いながら言った。 「遠野、俺達がはじめてバトルしたときのこと、覚えてるか?」 「……まあ、な……」 「あんときは、俺達もはじめての負けで、頭きててよ……そりゃそうだろ、しこたま武装積んでるのに、ライトアーマー程度の軽量級に完敗だったんだから。 しばらくは、地団太踏んでたもんさ。 ……でもな、頭が冷えてくると、わかってきた。あの装備で勝てるってことが……少なくとも、俺達の奇襲をとっさにかわした技量が、どれだけすげぇのかっていうのがさ」 俺は思い出す。 虎実が、ハイスピード仕様にしたファスト・オーガを操り、飛び込んできたティアに向けて、フロントをバットのごとく振り出した奇襲。 あの時の回避はティアのアドリブだった。 大城は、缶コーヒーを一口飲み、話を続けた。 「それで……虎実は言った。 自分も、あんな風に、技で勝負できる神姫になりたい、ってな。 技を磨いて、独自の戦闘スタイルを確立して、オンリーワンの神姫を目指したい……ティアのように。 自分に納得のいく戦いが出来るようになったとき、もう一度ティアと戦いたい……それまでは、ティアとやりたくないって、そう言ったのさ」 俺は虎実を見た。 必死の表情で俺を見つめている。 「まあそれで、俺達は俺達なりの戦い方を身につけようとしてんだ。武装も、前みたいにしこたま積むんじゃなくて、戦い方に合った武装を絞り込んで……それで、今じゃランバトにも参戦してるんだぜ? ゲーセンのランバトで納得のいく結果が出せたら、改めてティアに挑戦するために」 「だからっ……! ティアにバトルをやめられちゃ困るんだ! 頼むよ、トオノ! きついのわかるけど、バトルはやめないでくれよ! もう一度、アタシとティアを戦わせてくれよ! 頼む、頼むから……!」 虎実の必死の懇願に、俺は当惑しながらも感動していた。 嬉しかった。 俺とティアが積み上げてきたことを、こんな風に思ってくれる神姫がいるとは。 「けどな……」 だけど、現実を見つめ直せば、そんな想いにも影が差す。 「そう言ってくれるのは嬉しいが……今は俺達がバトル出来る場所さえない……」 「……だったら!」 虎実は決然と言い放った。 「アタシはランバトで一位を取る! 三強も全部倒して、あそこで一番強い神姫になってやる! それで、ティアをバトルの相手に指名する! それなら、誰も文句は言えない……言わせない!!」 それはまるで誓い。 強い強い決意だった。 そこまでティアを信じてくれるのか。 「ありがとう、虎実……」 その想いを無視することなんてできない。 バトルロンドのプレイヤーであるならば、その想いに応えなくてはならない。 「俺達は……バトルをやめない。虎実と戦うまで、諦めない。 そして、虎実が納得のいく戦いが出来るようになったとき、必ず挑戦を受ける。 ……約束するよ」 「トオノ……」 つぶやいた虎実の瞳から、雫が一筋、小さな頬を流れ落ちた。 「虎実……?」 それが合図だったように、虎実の両の瞳から涙の雫が次から次へと溢れ出てきた。 ついに顔をグシャグシャにして、虎実は泣き出した。 「ティアが……ティアが、かわいそうだ……あ、あんなこと……されてっ……つらくないはず……ねぇしっ……な、なのに……あんなこと、言われて……っ おかしいだろっ……ゲーセンの……連中は……わ、わかってるはずだろっ……ティアと戦えば、戦ったヤツは、わかるはずなんだ……! すげぇ頑張って……身につけた、技なんだって…… な、なのに、あいつらっ……ちくしょうっ、ちくしょうっ……!!」 「虎実……」 悔しかったのは、俺だけじゃなかったのか。 泣いている虎実に、自分の姿がかぶる。 自分の大切な者のために、何もしてやれない無力さ。 今の俺と虎実は、きっと同じ想いだ。 どうしようもない絶望の中でも、味方はいるのだ、と俺の胸は熱くなった。 泣きじゃくる虎実に、せめて髪を撫でてやろうと、右手を伸ばし…… 「うわぁ! なんだこれは!?」 見慣れた手はそこになかった。 異様に膨れ上がっており、色は紫色、まさに異形と言うべき手がそこにある。 これが俺の手とは、到底信じがたい。 だが、 「い、いたたたたたっ……!」 確かにその異形の手から、激痛が伝わってきた。 「お、おい……トオノ、大丈夫か!?」 「あーあ、ひどい手だな。骨折もしてるかも知れねぇ……医者行くか」 いまだに涙を瞳に溜めたまま、虎実は心配そうな声を上げ、大城はさもありなんと頷きながら、立ち上がった。 しかしこの痛みはやばい。 今までは気が高ぶっていたせいか気にもならなかった。だが、一度認識してしまうと、ひどい激痛に目がくらんでしまっている。 俺は、大城の助けを借りて、なんとか近所にあった総合病院にたどり着くことが出来た。 治療してくれた医者の先生に、「自分で壁を殴って怪我をした」と言ったら、こっぴどく怒られた。 別れ際、大城はこう言った。 「俺達はお前達の味方だ。 何もできねぇかも知れんけど。でも、俺達の力が必要なら、遠慮なく連絡しろよ」 笑いながらそう言った。 ……俺の方こそ、友達だと自惚れさせてほしい、いい奴だった。 ■ 今日の自主訓練は最低だった。 マスターから出された課題は、どれ一つとしてクリアできていない。 それどころか、簡単な基本動作さえ、ままならなかったりする。 何度も転んで、痛い思いをした。 でも、本当に痛いのは身体じゃない。 昨日のゲームセンターでの出来事。 わたしが恐れていたことが、最悪の形で起きてしまった。 雑誌に掲載されて、公表されるなんて……考えもつかないことだった。 わたしの過去が、マスターに迷惑をかけた。ゲームセンターの人達は、手のひらを返したように、マスターに冷たくあたった。 あんなに仲が良かった久住さんも、記事を見て逃げてしまったという。 わたしのせいだ。 わたしが、マスターを不幸に突き落とした。 そして……マスターのあの目。 マスターは、わたしのことをどれだけ恨んでいるだろう、蔑んでいるだろう、やっかいに思っているだろう……。 わたしは、生まれて初めて、心が壊れそうなほど痛い、という思いを味わった。 わたしは怯えて、謝ることしかできなかった。 せめて、いつものように出された課題は、いつもよりも必死で頑張ろうと思ったのだけれど。 ……身体が言うことを聞かなかった。 怖かった。いままで積み上げてきたものが、もう無意味になってしまうのではないか、という思いが胸をよぎった。 そのたびに、わたしはトリックに失敗し、転んだ。 マスターに迷惑をかけるだけじゃなく、教えられたことも満足に出来ない。 わたしはもう、マスターにとっては何の価値もなく、ただのやっかい者に成り下がってしまった。 マスターも今度こそ、わたしに愛想を尽かしたに違いない。 わたしは、どうなってしまうのだろう。 あの、元お客さんだった人のところに連れて行かれるのだろうか。 お店に戻されるのだろうか。 もしかすると、電源を落とされたまま、二度と目覚めることはないのかも知れない。 そのいずれもが、怖くて、悲しくて、わたしはまた泣いてしまう。 思い返せば、ああ、わたしは……マスターとの戦いの日々が幸せだったのだと……それを手放さなくてはならないことが悲しいのだと、ようやく理解したのだった。 「ただいま……」 玄関の扉が開いた音に、わたしは顔を上げる。 「お、おかえりなさい、マスター……」 マスターの声はあまり元気がなかった。 何かあったのだろうか……。 姿を見せたマスターを見て、わたしは驚いた。 「どうしたんですか、右手……」 「ん、あぁ……」 マスターは右手を軽く挙げる。 彼の右手は、包帯でぐるぐる巻きにされていて、元の手が全く見えていない。 なにかギプスのようなものをしているらしく、左手と比べてもずいぶん太くなっていた。 「大丈夫。なんでもない」 なんでもないはずないじゃないですか。 でも、わたしに問いただすことは出来なかった。 そんな権利はないのだ。 ただ、マスターのことが心配で、困ったように見つめるだけ……。 マスターがわたしを見た。 「そう、心配そうな顔をするな」 マスターはかすかに笑った。 でもそれは、いつもと違って、自嘲のような苦笑だった。 マスター……その怪我も、わたしのせいですか。 わたしがマスターと一緒にいるから、傷つくんですか。 わたしの胸に、また耐えがたい痛みが走った。 わたしが、マスターに愛想を尽かされることよりも、つらくて悲しいことは。 マスターが自分のせいで傷つくことだと、今ようやく気がついた。 次へ> トップページに戻る
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用語・略語 2ch武装神姫_BATTLE_RONDOスレや当Wiki内でよく出てくる言葉をまとめるページです。(各神姫の略称である○○子に関しては統一された呼び方があるわけではないので一つの目安程度に考えてください) 主に2chスレで使われる用語集ですが、「用語集」のため、死語やネガティブな言葉も含まれています。閲覧・編集のいずれも、用法・用量を守ってお使いください。時事ネタの色が強い言葉は逸話へ。 用語では収まりきらない名前の由来は名前の由来へ。 編集者の方々へ:完全50音順にしないと収集がつかなくなります。項目の削除、大幅な改編を行う場合はコメント欄で事前にご一報ください。 愛称・略称(神姫) 愛称・略称(武装) 神姫固有名称 ネタ その他 死語・NGワード あ か さ た な は ま や ら わ 英語・記号など コメント あ 項目 読み 意味 アーク あーく 第7弾神姫、HST型MMSアーク。A子とも呼ばれるがそのままアークと呼ばれることの方が多い。リペイントモデルもそのまま白アークかリペアークと呼ばれる。名前の由来はギリシャ神話に登場する俊足の英雄アキレウス(アキレス)より。 アーンヴァル あーんう゛ぁる 第1弾神姫、天使型MMSアーンヴァル。通常カラーは白子、リペイントモデルは黒白子の愛称で呼ばれる。名前の由来はイタリア語で「突撃」という意味。なお、武装パーツが追加された新モデル「天使型アーンヴァル トランシェ2」が発売されたが、通常版は既存のアーンヴァルがパワーアップした形となった。 アイゼン あいぜん メインウェポン『ガトリング砲“アイゼンイーゲル”』のこと。見た目、モーション、通常武器最多のHIT数など、色々と派手。“アイゼンイーゲル”はドイツ語で「鉄のハリネズミ」の意味。『アイゼンヒンダニス・ASシールド』よりこちらが先に実装され定着したため、「アイゼン」とだけ言う場合はこちら。 アイゼン盾 あいぜんたて/あいぜんしーるど アーマー『アイゼンヒンダニス・ASシールド』のこと。AS盾とも。 アイネス あいねす 戦乙女型アルトアイネスのこと。 青グロ/青パンチ あおぐろ/あおぱんち メインウェポン『パンチンググローブ“蒼き風の拳”』のこと。使い勝手の良い、低レベル帯オススメ武装のひとつ……だったのは昔の話。打撃武器高速化の波に押されて、最近ではほとんど見なくなってしまった。 赤壁/赤い壁 あかかべ(せきへき)/あかいかべ 地方ショップ等で売れ残っている紅緒の山のこと。「まるで赤い壁のようだ」 赤グロ/赤パンチ あかぐろ/あかぱんち メインウェポン『パンチンググローブ“紅き炎の拳”』のこと。青グロの華々しさに比べ、こちらは中途半端な性能で空気。 アキナス あきなす HST型アークのSクラス到達アチーブメントで貰える短剣。「秋茄子」ではなく、古代ペルシアからギリシアやローマに伝わり広く使われた、実在の武器である。 悪子 あくこ/わるこ HST型アークのこと。別に悪い子ではない(はず)。「悪」という言葉の響きに嫌悪感を示され、単なるネタ愛称では済ませてもらえない。 足 あし フット部位のアーマーのこと。「黒子足」など、「足」の前に所属モデル・シリーズを付けて呼ぶ。 飛鳥 あすか 第8弾神姫、戦闘機型MMS飛鳥。そのまま飛鳥と呼ばれることが多いがみこーきという愛称も。ちょっとズレた感じの台詞回しが大人気。 アセンブル/アセン あせんぶる 1.「アーマー」のカテゴリの一つ。大半の装備はどのジョイントにも接続できる。2.「武装セット」の別称。「デッキ」の同義語。「集める、組み立てる(assemble)」を語源とする。 アチ あち アチーブメントの略。→アチーブメント アビス あびす 元々の意味は「深淵、奈落(Abyss)」。1.ミッションバトル限定のステージ。スキルに関するデメリットルール、主にスキル使用禁止が設定されたミッションはこのステージになっていることが多い。あくまでルールによるものであり、ステージの影響ではない。2.上より派生した、スキル禁止ステージ全般を指す言葉。スキルが一切発動しない特殊性ゆえに、固有名称として一人歩きしてしまった。なお、チームミッションで使用できるアイテム「ステージチェンジャー アビス」は、スキル使用禁止のルールを適用する。 天羽々斬 あまの(あめの)はばきり 読みにくい武器の一つ。入手に時間がかかる上、実戦での採用率も低く、話題に上がらないことから、読み方も浸透していないのだろう。「あううぎり」「はわわざん」など、なんとなく萌っぽいイメージで認識される。 あらあらうふふ あらあらうふふ マーメイド型イーアネイラの口癖を合わせた、キャラクター性を端的に表す言葉。実装前からその口癖は予想され、見事に的中した。ただし、その口癖から予想される元ネタキャラとは中の人は違った。「(不届き者を粛清するために)イー姉がやってきた」という意味の言葉としても使われる。 あらら時空 あららじくう マッチング待機時、カウントが0になっても次に進まない状態をいう。当初からある現象だが、イーアネイラで報告があった時に名づけられた。数分ほど待つ事で戦闘画面に進むが、待ちきれない人はAlt+F4キーで強制終了。 アルトアイネス あるとあいねす 第11弾神姫、戦乙女型MMSアルトアイネス。バトルロンド初のスモール素体を引っさげて参戦。アイネスの略称で呼ばれるが、姉のぎゅうどんに匹敵(相当)する愛称はまだ存在しない。 アルトレーネ あるとれーね 第11弾神姫、戦乙女型MMSアルトレーネ。レーネ、ぎゅうどんの愛称で呼ばれることも。 イー姉/イラ姉 いーねえ/いーあね/いらねえ マーメイド型イーアネイラのこと。イラ姉に引っ掛けてイラネェとか言うとあらあらうふふされる。 イーアネイラ いーあねいら 第5弾神姫、マーメイド型MMSイーアネイラ。魚子、イー姉の愛称で呼ばれる。リペイントモデルもそのまま黒魚子(黒イー姉)と呼ばれる。名前の由来はギリシャ神話のネレイデス(ネレウスとドリスの娘である50人のニンフ)のうちの一人より。 イーダ いーだ 第7弾神姫、HMT型MMSイーダ。Y子、良子とも呼ばれるがそのままイーダと呼ばれることの方が多い。リペイントモデルもそのまま白イーダかリペイーダと呼ばれる。名前の由来は仏教で俊足で知られる神、韋駄天(いだてん)より。 飯綱 いづな スキル『飯綱落とし』もしくはメインウェポン『極意之巻「飯綱」』のこと。通常攻撃不能の武装なので意味するところは結局同じ。余計な通常攻撃をしないため使い勝手がよく、防御不能の特性を持つ。消費SPに対する純粋な威力がさほど高くないこと、準備時間の長さが玉に瑕。 良子 いーこ/りょうこ HMT型イーダのこと。お上品お嬢様系キャラだったので、ある意味正解。または予言。ただし高飛車気味で主人と神姫の関係を少し勘違いしている節があり、バトル中のセリフも結構黒い。 石 いし CSCのこと。宝石の名を冠しており、見た目も石っぽい。 一姫当千 いっきとうせん 非公式ユーザーイベント。→http //www.geocities.jp/busoushinki_up/ikkitousen/top.html 犬子 いぬこ 1. 犬型ハウリンのこと。2. 武装神姫ラジオロンドの登場人物「喜多村ハウリン犬子」のこと。ミッション『シークレットⅣ:ラジオロンドからの刺客』にも登場。 犬子フィンガー いぬこふぃんがー スキル『獣牙爆熱拳』のこと。OPのあの技を使わせろ!という犬子好き紳士たちの願いにより実装された。防御思考な子の場合はスキル『忠実な守り手』を発動してしまい、泣きを見ることも多い。※「拳」なので正確にはフィンガーでは無い。また「あれは肉球だ」説を唱える紳士もいる。 犬子砲 いぬこほう メインウェポン『吠莱壱式「ほうらい・いちしき」』のこと。 犬鎧 いぬよろい アーマー『胸甲・心守「きょうこう・しんじゅ」』のこと。犬アーマーとも。一つの装備で二つのスキルを持つ数少ない装備だが、とても有り難味がない。 イリーガル(イリ/イリ子) いりーがる(いり/いりこ) 不正改造(イリーガル)神姫のこと。1神姫で100勝を達成するとミッションに現れる。ベクトルは様々だが、大抵性格もステータスもおかしなことになっている。08/9/12より、限定条件下のみだが自神姫をイリーガル仕様にすることが可能になった。 イリーガル NAKED いりーがる ねいきっど MMS NAKEDの外見を持つ、ガイア(赤)・ウロボロス(青)・ドリュアス(緑)・ヴァイス(灰)の4体のイリーガルのこと。一部例外を除き、メインウェポン以外は何も装備していないが、各種性能(特に環境性能)がかなり強く設定されている。初登場はWF 07「イリーガル・レプリカ迎撃指令」の追加ターゲットで、プレイヤーには作れないLv360を誇るヴァイスを筆頭に、参加している全オーナーを震撼させた。その後、新たにミラージュ(白)を加え、各キャンペーンでオートガーディアン、プロテクターなどと名を変えて登場している。当時の活躍は各キャンペーンおよび逸話のページを参照。 イリマイ いりまい ふくびき1等の賞品、アクセサリー『イリーガルマインド』のこと。Sクラス"限定"。装備する事で戦闘時のみイリーガル化する。「言語処理ロジックが組み込まれた~」としか書いていないが、ちゃんとモーションも変わる。 イリレプ いりれぷ WF 07にて登場したイリーガル・レプリカの略称。盗み出されたイリーガルデータから大量生産されたため、その討伐指令が出された。当時、大量コピーされた理由やデータを盗んだ組織については謎のままであったが、その真実はWF 08で明らかとなる。台詞はイリーガルのそれだったが、大勢が楽しめるようにLvは20~360と住み分けられていた。当時のログはウィンターフェスタのページを参照。→復讐のジュデッカ ヴァッフェドルフィン う゛ぁっふぇどるふぃん 第5弾(EXウェポンセット)神姫、イルカ型MMSヴァッフェドルフィン。弗子、$子の愛称で呼ばれる。名前の由来は「ヴァッフェ(Waffe)」はドイツ語で「武器」、ドルフィンは英語で「イルカ」。「赤壁」と並び、「鉄(くろがね)の城」と呼ばれることがある。神姫ネットジャーナルVer2.0第6回のフィン嬢のパンキッシュコスにより、多くの紳士に見直されるようになった。 ヴァッフェバニー う゛ぁっふぇばにー 第2弾(EXウェポンセット)神姫、兎型MMSヴァッフェバニー。兎子の愛称で呼ばれる。名前の由来は「ヴァッフェ(Waffe)」はドイツ語で「武器」、バニーは英語で「兎」。 ウィトゥルース うぃとぅるーす 第6弾神姫、丑型MMSウィトゥルース。丑子の愛称で呼ばれる。名前の由来はラテン語で「子牛」。マスターズブックの4コマ漫画の「牛は食べ物」という犬子の強烈な発言を発端に、神姫NETジャーナルver2.0の第2回、バトルロンド中の本人のセリフ、ヒブソウシンキ第21話、あらゆる公式メディアで食べられそうになる運命にある被虐キャラ。 ウェブマネー うぇぶまねー 金券の一種で、その名の通りインターネット決済に使うための物。手間はかかるがコンビニで誰でも買うことができ、個人情報を明かさずに利用できるため気軽にネット決済ができる。別称にWMがあるので該当項目を参照のこと。 魚子 うおこ/さかなこ マーメイド型イーアネイラのこと。 兎子 うさこ/うさぎこ 兎型ヴァッフェバニーのこと。畏敬の念をこめて(兎)姐さんと呼ばれることもある。 兎脳 うさぎのう 「勝てない可能性が高い相手にはせめてドローを」という考え方に対する皮肉。ヴァッフェバニーの「勝利なんてたいして価値はない。負けないことに意味がある」というセリフから来た。しかしオフィシャルのクラスアップ条件から引き分け数が除外されたことにより、この考え方もあながち間違いではなくなった。 丑子 うしこ 丑型ウィトゥルースのこと。寅型ティグリースと合わせて丑寅=鬼門を指すため、こちらの方が「牛」より用いられる。 ウニ うに エクステンドブースターを大量に装備し、パーツ回転によって海栗のトゲのように見せている超機動神姫のこと。ジルコン赤井という神姫が有名だが、元祖は他にいる。回転させていなくても便宜上ウニと呼ばれることも。 え?どーゆーことですか?だって私、天使型アーンヴァルですよ! え どういうことですかだってわたし てんしがたあーんう゛ぁるですよ SHINKI-NET Journal ver2.0 第14回のシラハの迷台詞。なにが「だって」なのか全く意味不明だが、天使型アーンヴァルなら仕方ない。 エウ/えう/えうえう えう/えうえう セイレーン型エウクランテのこと。頭文字2文字に略すとかわいくなる。繰り返してもかわいい。 エウクランテ えうくらんて 第5弾神姫、セイレーン型MMSエウクランテ。鳥子、エウ(エウエウ)、の愛称で呼ばれる。リペイントモデルもそのまま黒鳥子(黒エウ)と呼ばれる。名前の由来はギリシャ神話のネレイデス(ネレウスとドリスの娘である50人のニンフ)のうちの一人より。セイレーンなのに鳥と呼ばれるためか、ゲーム内でもやたらと「セイレーン」を強調している。ちなみにセイレーンは頭は人間なので鳥目ではない……はずだが、やはり暗視性能は低かった。称号は「セイレーン」と「鳥」の両方ある。 エロ突起 えろとっき アクセサリー『ユニホーン』のこと。角とも呼ばれる。処女の前にしか姿を見せないというユニコーンの伝説に由来する。 大鎌 おおがま メインウェポン『サイズ・オブ・ザ・グリムリーパー』のこと。 お嬢 おじょう HMT型イーダのこと。そのお嬢様風の立ち居振舞い、口調から山よりも高い敬意と海よりも深い愛情を込めて呼ばれている。さぁ、君も共に呼ぼう「お嬢!」と!! 溺れる おぼれる 水中適正が低く水中ステージで性能を大幅に減衰させてしまうこと。特に機動力・回避力への影響を懸念しての表現と思われる。屈強なオートガーディアンもあっけなく溺れていた。 怨念子 おんねんこ 引き分け狙いで他人の足を引っ張る戦い方をする神姫を指す。元々は色々な理由(主にEX落ち確定)から他人を妬んで嫌がらせをする神姫のことで、一時期のスキル『ホーリーフェザー』の回復能力が高くドローが量産されたとき特に流行ったが、あまり好ましい言葉ではないため使われなくなった。現在では回復能力が修正され弱体化し、更にEX落ちの条件から引き分け分が除かれたため、ますます意味は薄くなった。 上へ戻る 「用語・略語 あ行」を編集 か 項目 読み 意味 回避型 かいひがた 回避Lvに多くの経験値を割り振り、攻撃を回避することで生存力を高める戦い方。 会費型 かいひがた 会費のように定期的かつまとまった単位の課金でカスタマイズされた神姫の総称(?)。月額6000円コナミに課金する会費型はさすがに強いらしい。人参満載の会費機動型、しいたけ増殖の会費防御型、コンパネ複数の会費命中型、兎スラスター千手観音の会費回避型、ブレザー4色、大ミサ複数の会費ジオラマ型が確認されている。発端は本スレでの「回避機動型」の誤変換…だったはず。 カウンター かうんたー 反撃スキルを主軸にした戦法とデッキのこと。トリガー武器名+「カウンター」で「○○カウンター」と呼ぶ。 駆け抜けぬ! かけぬけぬ セイレーン型エウクランテの前進時の台詞である「駆け抜ける!」の空耳ネタ。駆け抜けるのか駆け抜けないのかどっちだと突っ込まれる。サマーフェスタで正式採用され「大空を駆け抜けぬ」というミッションが作られてしまった。 課金ナイフ かきんないふ メインウェポン『グリーフエングレイバー』のこと。登場当初は何の取り柄もなかったが、貫通効果・ミリタリー属性・短刀二刀流の実装により、状況によっては実用も可能となった。 蟹 かに 1. 種型ジュビジーの武装で使用可能になるBM『シェルプロテクション』および、上記のBM発動時に使用可能なスキル『収穫の季節』のこと。その姿が蟹に似ていることから。2. メインウェポン『“アクベンス”シザーアーム』のこと。こちらは本当に蟹のハサミそのままである。 家電/荷電(砲) かでん(ほう) リアパーツ『“アポカリプス”リアマウント荷電粒子砲』のこと。もしくはそのスキル『ファイナルジャッジメント』のことを指す。家電は荷電の誤変換からの定着した。見た目や名前の割に威力が低く、パーツとしての性能も低いことから、それほどの人気は得られなかった。ただしスキルには防御不能の効果が付いているので、ジェムバレットや水鉄砲と合わせることで要塞/回復型キラーとして化ける。 ガネ がね CSC『ガーネット』のこと。 ガルガン がるがん メインウェポン『ソード・オブ・ガルガンテュア』およびそのスキル『ガルガンテュアロア』のこと。スキルの性能が高く、SP型がスキルのために装備しているという場合が多いため、どちらかと言うとスキル名として呼ばれることが多い。 騎士子 きしこ 騎士型サイフォスのこと。 キメラ きめら 1.コアと素体が違う神姫のこと。2.装備を無秩序にごちゃごちゃと付けた神姫のこと。どちらを、どの程度をキメラと呼ぶかは人それぞれ。いずれの場合も、対義語(?)は純正。両方とも言われる側は否定的な意味合いで使われることが多いので使用は控えるように。そもそもカスタマイズ性は武装神姫の売りであり、その上で更に他人の見た目・プレイスタイルに口を出すのは野暮なことである。 逆ノア ぎゃくのあ ミッション『シークレットⅠ:ノアの逆襲』の相手、逆襲のノアのこと。ノアくじに業を煮やして登場した。 キャッキャウフフ きゃっきゃうふふ 一般的には「じゃれあう」というような意味で使われる言葉。このゲームでは、戦い方が噛みあわず移動だけで時間が過ぎてしまうことを指す。その様が追いかけっこに見えることから。「キャッキャウフフ」と半角で記載することが通例である。 旧スナ/旧スナイポ きゅうすな/きゅうすないぽ メインウェポン『MSR-22 スナイパーライフル』のこと。以前は単にスナイポと呼ばれていたが、『SR108 スナイパーライフル』の実装以降、区分けのためにこう呼ばれるようにもなった。 ぎゅうどん/ギュウドン ぎゅうどん 第11弾神姫、戦乙女型MMSアルトレーネのこと。バトル時の「ねえ、ギュウドンって知ってますか?」という台詞が元。キャラが天然ということも相まって愛称として定着しつつある。 ギルガメ ぎるがめ スキル『斬牙滅衆(ギルガメッシュ)』のこと。実はギルガメと呼ばれた事例はあまり多くない。凝った当て字で名前をつけてもらっても、そもそも正しい読み方に気付く人が少ないため、「エンテツの反撃スキル」や「武士子短剣の反撃スキル」、トドメに「ザンガメッシュウ」などと呼ばれてしまう。 くーにゃん くーにゃん ミッション『神姫技能試験/ClassA1』の対戦相手、くーにゃんのこと。そのままであって、決してミッション『ジャーナルからの挑戦Ⅵ』のクゥのあだ名ではない。 くじ くじ ノーダメージ勝利やSP一桁勝利等、何度も繰り返せるアチーブメントの事。褒章のCSCパックから何が出るか分からないことをくじ引きに例えている。また、それらを狙いやすいミッション対象の神姫を指す事もある。単に「くじ」と言った場合はノアくじを指す事も多い。 首輪 くびわ メインウェポン『棘輪「きょくりん」』のこと。 グラップラップ ぐらっぷらっぷ 第6弾(EXウェポンセット)神姫、建機型MMSグラップラップ。建子の愛称で呼ばれる。ガテン系バリバリの姐さん。 クリ剣/クリソ くりけん/くりそ メインウェポン『クリスタルソード』のこと。 黒イー姉/黒魚子 くろいー(あね/ねぇ)/くろうおこ 電撃ホビーマガジンとのコラボレーション企画で黒にリペイントされたイーアネイラ(マーメイド型イーアネイラB)のこと。他のコラボ企画と同様、期間限定受注生産品。Webカタログの『※「bk.ペネロペイア・BCDユニット」は、バリエーション切替で胸の形状を変更できます。』という言葉に妙なこだわりが感じられる。 黒エウ/黒鳥子 くろえう/くろとりこ 電撃ホビーマガジンとのコラボレーション企画で黒にリペイントされたエウクランテ(セイレーン型エウクランテB)のこと。他のコラボ企画と同様、期間限定受注生産品。 黒エレ くろえれ コアとセットになっていないオンラインオリジナル素体、エレガンスブラックのこと。高機動、高命中の素体でとがったステ振りに向いた素体。 黒子 くろこ 悪魔型ストラーフのこと。フィギュアではリメイクされたストラーフbisを新黒子とも呼ぶが、バトロンではパワーアップした同一個体扱いなので特に区別されない。 黒白子 くろしろこ 電撃ホビーマガジンとのコラボレーション企画で誕生した、黒にリペイントされたアーンヴァル(天使型アーンヴァルB)のこと。また、コナミスタイル限定販売された「アーンヴァル トランシェ2 リペイントVer.」はコアは通常の黒白子と共通だが素体のペイントが異なるため、ノーマル白子とは違い、性能の異なる別固体扱いとなった。 黒羽 くろはね リアパーツ『黒き翼』、およびそのスキル『ダークスラッシャー』(DS)のこと。 くたばれこのクソマスター くたばれこのくそますたー 騎士子大敗時における台詞。スレで使うときは空気をよく読むように。煽りや批判の意味で使ってはいけない。騎士子との約束だぞ! 軽黒子 けいくろこ 悪魔夢魔型ヴァローナのこと。ライトアーマーシリーズのため、『軽』黒子。夢魔子と呼ばれることも多い。 軽減 けいげん 特殊スキル『ダメージダウンLv1』およびそれを持つ装備全般のこと。『ダメージダウンLv2』の場合は半減と呼ばれる。 軽白子 けいしろこ 天使コマンド型ウェルクストラのこと。ライトアーマーシリーズのため、『軽』白子。軽鬱っぽいのが魅力。 月石 げっせき/つきいし CSC『ムーンストーン』のこと。本当は月長石という。 限界突破 げんかいとっぱ CSCの影響により、150の成長限界を突破すること。本来は幸運なことなのだが、ダイヤ神姫の増加により、ダイヤ以外でこれを達成してしまった神姫は「避雷針」として哀れまれるようになった。 建子 けんこ 建機型グラップラップのこと。 コア こあ コアユニット(頭部)のこと。種類ごとに性格や戦い方の好み、武器の得意不得意が設定されている。また、アチーブメントや称号もこれに依存する。 攻撃型 こうげきがた 回避や防御をあまり上げず、攻撃力を高める事で速攻で勝負を決める戦い方の事。 号泣剣 ごうきゅうけん メインウェポン『クライモア』のこと。クライ=cry=泣く、ということにされているが、本来は"claymore"。スキル『ドラゴンクラッシャー』はバトルロンド最高の攻撃力を誇る。 ゴーグル ごーぐる 以前はアクセサリー『モナーテ・LRSSゴーグル』のことを指していたが、マルチセンサーゴーグルの実装により、現在では一部のフェイスアクセサリの総称になっている。 高度な情報戦 こうどなじょうほうせん ひらがなでそのまま書かれることもある。偽の情報を流して、スレ住人を混乱させ、自分に有利な状況を作ること。えてして単なる勘違いや記憶違いであることが多い。 攻命型(孔明型/公明型) こうめいがた 攻撃命中を重視し倒される前に倒すのを目的にした型。「こう」げき・「めい」ちゅう。メギン使用のため回避・防御を10まで上げているものがほとんどである。 琴 こと メインウェポン『オルフェウス』のこと。防御不能の効果を持ち、長らく音響の軽減・半減も存在しなかったため、猛威を振るっていた。 誤爆は神姫うp ごばくはしんきうぷ スレで誤爆してしまったときは、自分の神姫をうpしなければならないという神姫スレ鉄の掟。バトロンでもジオスタでもとりあえずうp! コンパネ こんぱね アーマー『FB-RP3c コンソールパネル』のこと。重量0で命中と索敵を上げられるので、お守りとして付けられる。 コンマイ こんまい コナミの蔑称あるいは愛称。“KONAMI”の“M”と“A”を入れ替えるとKONMAI。あるアーケードゲームでコナミ自らが誤植してしまったことから定着した。 上へ戻る 「用語・略語 か行」を編集 さ 項目 読み 意味 西園寺 さいおんじ 1.WF 08の黒幕、「西園寺輝彦」のこと。→詳細神姫を道具としかみていないその性格から、神姫への愛情が足りないオーナーへの揶揄として「西園寺乙」などとネタにされる。イベント中の台詞から悪いオーナーの代表格とされる。2.「西園寺輝彦」の子、「西園寺彩音」のこと。ポイントバトル「西園寺からの挑戦状」に違法改造神姫を持ち込んで初登場。一人称は「僕」だが、いまのところ性別は不詳。紳士淑女の間ではボクっ娘ということにされている。 在庫様 ざいこさま 白子の別名。白子砲を在庫砲とも呼ぶ。第一弾発売時、黒子が凄い勢いで売れていく一方、白子が売れ残っていたことから、こう呼ばれた。白子オーナーにとっては気持ちいい呼び名であるはずでないのはもちろん、ふたば虹裏では通称として定着しており、2ちゃんねるに向こうのモノを持ち込むと荒れやすい傾向もあるため、利用は避けること。 サイフォス さいふぉす 第3弾神姫、騎士型MMSサイフォス。騎士子の愛称で呼ばれる。名前の由来はギリシャ語で「剣」という意味。 サマフェス さまふぇす 期間限定イベント『サマーフェスタ』のこと。 皿 さら メインウェポン『フライングソーサー』のこと。早いうちに達成出来る累計10敗のアチ褒賞ではあるが、全武器でトップレベルの命中率、準備・硬直の短さ、射程の広さを誇る。 皿味噌/皿ミソ さらみそ 皿+ミソの追加攻撃スキルを中心に戦うタイプを指す。上記の皿の特性を活かして高確率で先手を当て、ミサイルで高威力の追撃を行う。一時は杖ミソに取って代わられたが、必中攻撃による追加攻撃が不能になり、復権した。 サラチル さらちる スキル『サラマンダーチルドレン』の略。 椎茸 しいたけ アーマー『シイタケ・シールド』のこと。大量につけている神姫はマタンゴと呼ばれる。 ジェダイ じぇだい 縛ロンドの一種。攻撃はライトセーバーのみに制限される。スキルは使用可能だが、打撃Dダウンや防御スキルは禁止・制限、アーマーも軽装が推奨される。元ネタは無論、映画「スター・ウォーズ」シリーズでライトセイバーを振り回す「ジェダイの騎士」達。メインウェポン『ダブルレイブレード』入手のため、時折オフィでもこれに近い装備が見受けられる。 ジェムバレ じぇむばれ メインウェポン『ジェムバレット』のこと。直訳すると宝石(GEM)小銃(BULLET)。パレット(palette)ではない。 七支刀 しちしとう メインウェポン『セブンエッジ』のこと。「七支刀」は実在するが、実際は武器ではなく儀式的に利用されたものだと考えられている。装備するために回避レベルを30も要求するのは、やはりアレを意識しているのだろうか。 疾風怒濤 しっぷうどとう メインウエポン『ロケット砲“シュトルム・ウント・ドラング”』のこと。独語であるシュトルム・ウント・ドラングの和訳から来ている。スキル『疾風迅雷』と勘違いしないように注意。 縛ロンド しばりろんど/しばろんど しばしば2chのスレで開催されるネタバトルの呼称。ティールームでの指名バトルやマイ神姫バトルがなかった時代、スレで「こんな装備でClassEXでバトルしようぜ!」と呼びかけてバトルされていたことが起源である。 ジャーナル じゃーなる 1.公式サイトの神姫NETジャーナルのこと。デフォルメされたキャラが進行を務めているが、情報源としては侮れない。2.ミッション「ジャーナルからの挑戦状」各種のこと。こちらもAI矯正、アチ稼ぎのために役立つ。 しゃいにんわー しゃいにんわー 武装神姫第2弾OPソング「Into the Shining World」の歌いだしの歌詞。プレイヤーに強烈なインパクト(?)を与える。間垣パパンのこの日記のタイトルから広まった。なぜか08/09/12のメンテナンスで音質が変更された新ムービーに差し替えられ、08/10/30のメンテナンスからは、タイトル画面でしばらく待たないと流れないようになってしまった。 ジュビジー じゅびじー 第4弾神姫、種子型MMSジュビジー。種子の愛称で呼ばれる。ヤンデレ属性保持の噂がちらほらと。 シュミ しゅみ 「バトルシミュレータ」の誤字、または趣味全開の格好でシミュレータ戦を行うことなどの総称。シミュレータが「シミュ」ではなく「シュミ」と間違えて呼ばれることや、同バトルステージで趣味全開の格好をさせて戦うことなどが混ざって、趣味×シミュ=シュミと呼ばれるようになった。 シュメ子/シュメたん しゅめこ/しゅめたん 蝶型シュメッターリングのこと。 シュメッターリング しゅめったーりんぐ 第7弾(EXウェポンセット)神姫、蝶型MMSシュメッターリング。ジャーナルでもネタにされたがアイドル型ではない。蝶子やシュメたんの愛称で呼ばれる。名前の由来はドイツ語で「蝶」という意味。その魔法幼女的な外見から、一部の紳士から絶大な人気を得た。アナーキーなバトルモードを引っ提げバトロンに参戦し、2038年の世界にネタと混沌をもたらした。 純正 じゅんせい 同じセットに所属するコアと素体によるセットアップのこと。広義には武装も同セットで揃えることも含む。大体の場合、コアのAI傾向と素体・武装の性能がマッチしているなど、同じフルセットに入っている以上の理由もあり、これによるセットアップは推奨されやすい。見た目も良いという理由もあるが、かといって純正以外のセットアップをキメラと呼ぶのは良くない。 ジョイント じょいんと アーマーやアクセサリーなどのパーツを接続できる箇所。同義語は「HP」。装備箇所を「ショルダー」などのカテゴリ名で限定するパーツが存在するため、アーマーによって増設されたジョイントは「汎用ジョイント」とも呼ばれる。例外は「アセンブル」。 小ミサイル/小ミサ/小ミソ しょうみさいる/しょうみさ/しょうみそ サブウェポン『“スティレット”小型ミサイル』のこと。スチレ、スティレとも呼ばれる。 触手 しょくしゅ アクセサリ・テイル『ドラゴンテイル』のこと。黒、銀の色違いもある。その外見と可動部の多さから、北斎もびっくりのSSが多数うpされることになった。ドラゴンウイングと組み合わせることでスキル『ドラゴンテイルストライク』を発動でき、バトルでの実用性も申し分ない。 汁 じる CSC『ジルコン』のこと。 ジルダリア じるだりあ 第4弾神姫、花型MMSジルダリア。花子の愛称で呼ばれる。神姫にしてはやや変わった性格をしており、オーナーに対してもからかったり茶化したりするような言動が目立つため、評価が分かれる娘である。 白アーク しろあーく 電撃ホビーマガジンとのコラボレーション企画として期間限定で受注生産された白いアーク(アークst)のこと。ちなみにstとは、ストラダーレ(stradale)の略で、「ストリート」を指すイタリア語。転じてレーシングマシンの公道仕様であることを示す。 白イーダ しろいーだ 電撃ホビーマガジンとのコラボレーション企画として期間限定で受注生産された白いイーダ(イーダst)のこと。詳細は白アークを参照。 白エレ しろえれ コアとセットになっていないオンラインオリジナル素体、エレガンスホワイトのこと。LP、SPがバランスよく高くて育てやすい素体。 白黒子 しろくろこ 電撃ホビーマガジンとのコラボレーション企画として期間限定で受注生産された白いストラーフ(ストラーフW)のこと。また、コナミスタイル限定販売された「ストラーフ bis リペイントVer.」はコアは通常の白黒子と共通だが素体のペイントが異なるため、ノーマル黒子とは違い性能の異なる別固体扱いとなった。 白子 しろこ/しらこ 天使型アーンヴァルのこと。フィギュア発売当初、天使型アーンヴァルって長すぎ→白い子→白子、という流れで名付けられ、以降の「○子」という愛称をテンプレ化させた。フィギュアではリメイクされたアーンヴァル トランシェ2を新白子とも呼ぶが、バトロンではパワーアップした同一個体扱いなので特に区別されない。 白子砲 しろこほう/しらこほう メインウェポン『GEモデルLC3レーザーライフル』のこと。白子砲のスキル『ハイパーブラスト』は超白子砲やハイブラと呼ばれる。 白子病 しろこびょう 回り込み・移動をせずその場で準備の早い武器での即攻撃を延々と続ける事。「回避して隙を狙え」指示を使い続けるとなるとされている。「ガードして耐えろ」の回避版と考えられるが、まったく回り込みをしないと考えると1種のバグという説がある。他の指示を使い続けることにより症状の改善は可能。名の由来は初期の回避型の大半を占めた天使型がその状態になりやすかったため。 白羽 しろはね リアパーツ『白き翼』、およびそのスキル『ホーリーフェザー』のこと。 白羽型 しろはねがた 高いLPと白羽や角の回復効果を持った防御スキルで生存力を高める戦い方のこと。同系で当たると、引き分けに終わる場合が多い。白羽子と呼ばれることもある。 白忍子 しろにんこ 忍者型ミズキのこと。逆にタイピングが長くなるのであまり使われない。 神姫破産 しんきはさん 神姫のために金を使いすぎて貧乏になること。発祥はおもちゃ板の神姫スレ。神姫破産した際はエアパスタを食べることが最良とされる。 新スナ/新スナイポ しんすな/しんすないぽ メインウェポン『SR108 スナイパーライフル』のこと。『MSR-22 スナイパーライフル』と区別するためにこう呼ばれる。ちなみにスナイポは命中が高く、硬直が短くて使いやすい。対して新スナイポは威力が高くてダウン値が高い。 推定命中 すいていめいちゅう バトルロンドの中でも当てにならないものの一つ。100%ですら信用できないのはどういう事か。あくまで推定で、回避行動をとられれば実際の命中率は変動してしまう。詳細は戦闘システム等を参照。神姫の得意武器、苦手武器等を知るための指針としても活躍する。猫子会議で決められていると言う都市伝説が囁かれている。 スーパーノア すーぱーのあ ミッション『シークレットI:ノアの逆襲』とほぼ同時期にExシミュに降臨した、魔王と化したノア。スパノアとも。Lv200にしてLP6k/SP1.6kを持つ(ジャーナルver1第33回)など、あらゆる内部数値が高レベルに設定されている。NPCではなく、社員「武装淑女」が動かしており、武装も彼女(?)によって適宜調整されていて、その時々の「旬」の装備を持っていることがある。最初のぷちモアイ配布者(感染源)。SF 08には『さらにパワーアップしました』としてレアミッションターゲットとして参加した。(こちらはNPC)2周年感謝祭では淑女以外のスタッフにも数体配備され、他スタッフ神姫と共にダンボールアーマー 胸を装備して出撃している。 スチレ/スティレ すちれ/すてぃれ サブウェポン『“スティレット”小型ミサイル』のこと。 ずっと俺のターン ずっとおれのたーん 相手の攻撃射程外位置のキープやスタン・ダウンの連続により、一方的に攻撃し続ける戦況のこと。極めて有利な状態だが、戦局をひっくり返されると悔しさ倍増。「対ダウンの低い相手にバルムン、チーグル」や「AS白子砲、AS疾風怒濤」などが代表的。前者はバルムンクの性能を示す例として、後者は移動スキルの強さを示す例としても分かりやすい。対策は怠らないようにしよう。 ステゴロ すてごろ 素手による戦い(決闘・喧嘩)のこと。持たされている武器を無視して神姫が素手で殴りに行くことや、AIにそのような癖が残ってしまった状態を指す。死語となったかと思われたが、いつのアップデートの時代にも突然ステゴロ癖を発症させる神姫がいる模様。密着状態を生み出すためにあえて武装を持たせず、ステゴロさせる場合もある。犬鎧、猫鎧の素手攻撃や、中華コーディネートによって強化版などのバリエーションがある。 ステブロ すてぶろ スキル『ステディプロテクション』の略称だが、『ステディブロテクション』や『ステディブロック』、はたまた『ステディブロウ』といった異なる言葉の略である可能性もあるので、実際の意味は文脈から判断する必要がある。 ステプロ すてぷろ スキル『ステディプロテクション』の略。盾スキルともいう。 ストラーフ すとらーふ 第1弾神姫、悪魔型MMSストラーフ。通常カラーは黒子、リペイントモデルは白黒子の愛称で呼ばれる。名前の由来はロシア語で「恐怖」という意味。なお、フィギュアでは武装パーツが追加された新モデル「悪魔型ストラーフ bis」が発売されたが、オンラインでは既存のストラーフがパワーアップした形となった。ただしリペイント版は別扱い。 スナイポ すないぽ →『旧スナ』参照 先生 せんせい 1・ミッションの対戦相手全般の敬称。主に神姫技能試験のパシュミナ先生。2・トレーニングの対戦相手、MMS NAKEDのこと。転じてイリーガル NAKED、オートガーディアン、プロテクターなどにも使われる。いずれもミッションやトレーニングで稽古を付けてくれることが由来。○○先生、と名前のあとに付けて使われる。 素体 そたい 神姫のボディ(胴体+手足)部分を指す。このゲームでは、ヘッド(頭部)パーツはコアと呼ばれる別のパーツとして扱われる。 ゼルノグラード ぜるのぐらーど 第8弾(EXウェポンセット)神姫、火器型MMSゼルノグラード。火器子やぜるのんの愛称で呼ばれる。名前の由来はロシア軍の部隊名から。 ぜるのん/ゼルノン ぜるのん 火器型ゼルノグラードのこと。 上へ戻る 「用語・略語 さ行」を編集 た 項目 読み 意味 大ミサイル/大ミサ/大ミソ だいみさいる/だいみさ/だいみそ メインウェポン『“ハルバード”大型ミサイル』のこと。時々、『“カッツバルゲル”中型ミサイル』を指して大ミサイルと言う人もいるが、これは『“ハルバード”大型ミサイル』がミサイル3種のうち唯一のメインウェポンであり、どちらかというと趣味装備に分類されるが故にあまり使用される機会のない影の薄さからくる誤解である。 ダイヤ だいや CSC『ダイヤモンド』の略称およびそれを使用された神姫の総称。多大なマイナス補正の可能性と引き換えにレベル上限を大きく引き上げる効果があり、成長限界がLv200~300台となる。→330かつてはCSCの中でもトップクラスの入手難度で殆ど見かけることは無く、初開催イベント「イリーガル・レプリカ迎撃指令」では高レベルターゲット相手に多くのオーナーが苦戦を強いられていたが、イベント終了後の報酬や、CSC交換の実装により入手が容易になったことで育成するオーナーが増えた。このため、S・EXクラスではダイヤとそうでない神姫とで、レベル差マッチを強いられる可能性がある。 宝島 たからじま イベントミッション「ドッキドキ・トレジャーアイランド」および、その中のステージ。SF 08のイベントとして初登場した。また、2009.2.26から常設のミッションとして再登場し、育成やアイテム収集の場として親しまれた。その後、2009.6.18からの期間限定ミッション「極秘ファイルを入手せよ!」を経て、2009.6.29に消滅した。 ダクスラ だくすら スキル『ダークスラッシャー』(DS)のこと。 盾 たて 片腕に装備するアセンブル装備のこと。以前はFATE盾のことを指していた。「AB盾」「花盾」など、「盾」の前に「シールド以外の単語(を略したり訳した単語)」を付けて呼ばれる。一方で「半減盾」という付属スキルそのままの呼び方、「まな板」「カルテ」という「盾」のつかない呼び方もある。 盾型 たてがた 全身盾まみれだったりムカデのようにFATE盾をつなげているような神姫のこと。現在では他の武装パーツの性能の向上とともにFATE盾を複数つける意味が薄くなり、全くと言っていいほど見かけない。装備の方向性からマタンゴがこれの後継・派生に近い。 狸 たぬき 1.砲台型フォートブラッグのこと。特にアクセリー『まるみみ』と『しましまテイル』を装備しているもの。その浅黒系の肌とたれ目がちな外見から、もっともそれらのアクセサリが似合うとされている。2.「リス型」ポモックのこと。茶と白のカラーリングや丸っこい顔が、すごく…狸です…。 種子 たねこ 種型ジュビジーのこと。(しゅしとは読まない) ダンボール だんぼーる そのままずばり、アーマー『ダンボールアーマー』シリーズのこと。拘りあるダンボールの質感と、防御1のステータスを共通して持つ。2周年感謝祭(2009年4月)に「胸」が登場、シリーズ化を予感させる表記に期待が寄せられた。その後、「極秘ファイルを入手せよ!」(2009年6月)に「腕」、3周年感謝祭(2010年4月)に「脚」、2010年7月に「腰」が登場。今後の更なるシリーズ化はあるのだろうか。マジックで書いたような「MMS」の文字の元ネタは、外国人のガン○ムのコスプレ(参照元)。 ヂェリカン ぢぇりかん バトルロンド上ではメインウェポンに分類される『ヂェリカン』各種のこと。「ジェリカン」ではない。神姫用添加剤「ヂェリー」を封入したボトルで、直接神姫の口から摂取することで効果を発揮する。詳細はアークとイーダのデザイナーであるCHOCO氏のホームページの2008年2月9日の日記を参照。 チゲ ちげ メインウェポン『GA4“チーグル”アームパーツ』のこと。 ちなみに「建機型神姫」は神姫ショップで買えるからなよろしく頼むぜ! ちなみにけんきがたしんきはしんきしょっぷでかえるからなよろしくたのむぜ! SF 09にて、8/18のメンテから解体屋を始めたジャーナルの一員のリョーコが、店を出る際にかけてくるセリフ。2周年感謝祭以降、レア神姫っぷりをいじられ続けているのを気にしているのか(本編では気づいていない様子だが)、あまりにも唐突かつ悲壮感の漂うセリフだったので、瞬く間に紳士淑女の間に広まっていき、このままテンプレに定着しそうな勢いである。ちなみに「建機型神姫」は神姫ショップ以外でも買えるからな、よろしく頼むぜ! 茶室 ちゃしつ ティールームのこと。 中ミサイル/中ミサ/中ミソ ちゅうみさいる/ちゅうみさ/ちゅうみそ サブウェポン『“カッツバルゲル”中型ミサイル』のこと。 調教 ちょうきょう 神姫育成で重要なことの一つ。AIの育成のためにミッションを利用して教育すること。道場や、AI変え、AS調教などを指す。 蝶子 ちょうこ 蝶型シュメッターリングのこと。 超白子砲 ちょうしろこほう スキル『ハイパーブラスト』のこと。Hyper(超)な白子砲のスキルだから超白子砲。 ちょっとコンビニ行って来る ちょっとこんびにいってくる 武装紳士がこの呪文を唱えると、財布の中身がなぜか未使用のウェブマネーになる。いくつかあるランクのうち高ランクのものを乱発すると神姫破産の引き金になる。ご利用は計画的に。 ツインビー ついんびー メインウェポン『ツインビームガン』のこと。見た目がそのまんま。ウィンターフェスタで姉妹品?『ウインビームガン』が登場。グローバルアチーブメントは達成できなかったが、GEM交換で入手可能になった。ゲーム中のツインビー ウィンビーと同様、2つそろうと合体攻撃を使うことが出来る。ちなみに横に並べて発射するため、ファイヤー攻撃と思われる。(縦に並べるとスター攻撃) 杖 つえ メインウェポン『マジカルステッキ』のこと。 杖子 つえこ 杖を主力武装にした攻撃特化型神姫のこと。杖の必中効果を利用した、高攻撃低命中のステータスが特徴。杖だけで戦うのが理想の杖子という見方もあるが、実際には相手に応じて素手などを副兵装として戦うタイプも多い。 杖ミソ つえみそ 必中効果を持つ杖をトリガーに、追撃スキルでミサイルを打ち込む戦い方。遠距離回避型には頭の痛い戦法だったが、必中効果の武器に追撃不可の制限が加わったので成立しなくなった。なお、コメットコリジョン(付属の攻撃スキル)からは追撃可能。 ツガル つがる 第3弾(EXウェポンセット)神姫、サンタ型MMSツガル。漢字で津軽と呼ばれることが多い。リペイントモデルもそのまま青津軽と呼ばれる。ツガルは元々ビートマニアの同名キャラクターを神姫化したもの。 角 つの アクセサリー『ユニホーン』のこと。 角銃/角ライフル つのじゅう/つのらいふる ツガルのメインウェポン『ホーンスナイパーライフル』の事。更に略されて「角」とだけ言われる場合も。角との区別は前後の文で判断を。 爪 つめ メインウェポン『研爪「ヤンチャオ」』のこと。 釣堀 つりぼり バトルロンド一周年記念キャンペーン時の魚拓ランキングのためにティールームで開かれた釣り(スキル『キャッチアンドリリース』)のためのテーブルのこと。大物を釣るためにはディープシーかボルケーノがいいということで期間中は大勢の人が集まった。アチーブメントの達成のために大物を釣る必要があるので、いまでもたまに開かれている。バトルルールをSP消費半分、近距離攻撃禁止、打撃武器禁止、COOLに勝利にすると、より効率的に釣堀を運営できる。 ティグリース てぃぐりーす 第6弾神姫、寅型MMSティグリース。寅子の愛称で呼ばれる。名前の由来はラテン語で「虎」の意味。丑子が食べられる側ならこちらは食べる側。 ディゾナンス/ディゾ でぃぞなんす/でぃぞ コーディネートが異なる武装を3種以上装備している状態のこと。能力値にペナルティが課される。不協和音、の意。この状態の神姫を「ディゾってる」とか「ディゾらせた」などと言う。 デッキ でっき 「武装セット」の別称。非公式用語。英表記では"Deck"となるため「デック」でも間違いではないが、あまり使われていない。カードゲーム用語では、ゲームをプレイできる状態に調整されたカードの一束(山札)を指す。あまりメジャーではないが、同義語には「アセンブル(アセン)」がある。同じカードゲーム由来の用語には「メタ」がある。 デモクロ でもくろ スキル『デモニッシュクロー』の略。 テュアロア てゅあろあ スキル『ガルガンテュアロア』のこと。武器名(『ソード・オブ・ガルガンテュア』→ガルガン)と区別するために、稀にこう呼ばれることがある。なお正しい区切りは「ガルガンテュア・ロア(ガルガンテュアの咆哮)」と思われる。 天使型あーんばるがいいと思うわ てんしがたあーんばるがいいとおもうわ かつて公式サイトで配信された「武装神姫RADIO RONDO」内での天使型あーんばるの中の人扮する阿澄先生による名台詞。(第14回の24分48秒辺り)「あーんばるがいいとおもうわ、天使型あーんばるがいいと思うわ!」と繰り返して強調して使う。どの神姫を選べばいいか迷っている人達の所に一押しをすべく現れる。あすみん先生自重してください。 道場 どうじょう AIを育成するために行うミッションバトルのこと。主にミッション『技能試験/ClassC1』(俗称、パシュミナ道場)のことを指す。道場でAIを育成することを「道場に通う」とも言う。また、SF 09ではベガ道場が開設され、期間中はハンコを求めて多くのオーナーが足繁く通った。 特化 とっか/とくか 特定の能力だけを異常に成長させた神姫のこと。相性の良い武装やBMが無ければ実戦での運用が難しい。また、それでも最低限必要なバランスを取らなければ貧弱。例として攻撃に特化した『杖子』や、SPの特化型が実用度が高い。 ドラクラ どらくら スキル『ドラゴンクラッシャー』の略。スレの流れを切るときにも使用される。使用例は「話の流れをドラゴンクラッシャー」など。 寅子 とらこ 寅型ティグリースのこと。丑型ウィトゥルースと合わせて丑寅=鬼門を指すため、「虎」とは呼ばない。 トランプ とらんぷ メインウェポン『エーススラッシャー』のこと。スキルもズバリ『エースのフォーカード』。 トリガー とりがー 特殊な条件下でのみ発動するスキルの引き金(トリガー)とするための武装。基本として反撃スキル用の「反撃トリガー」と追加攻撃スキル用の「追撃トリガー」の2つ。前者は準備が短く硬直の長い武器、後者は命中が高くHit数の多い武器がよく選ばれる。 鳥子 とりこ セイレーン型エウクランテのこと。鳥子本人は「鳥じゃなくてセイレーン型!」と否定する。 ドリドリ どりどり スキル『ふぁいなるドリドリあたっく』のこと。武装神姫2036のあの技を使わせろ!という猫子好き紳士たちの願いにより実装された。遠距離攻撃のため、『スーパーねこパンチ』を発動してしまい、泣きを見る紳士が多い。 ドリル どりる メインウェポン『旋牙「シャンヤ」』のこと。 弗子 どるこ イルカ型ヴァッフェドルフィンのこと。 上へ戻る 「用語・略語 た行」を編集 な 項目 読み 意味 殴ロンド なぐろんど 縛ロンドの一種。素手またはパンチンググローブのみで戦う縛ロンド。スキルは使用可能だが、打撃Dダウンや防御スキルは禁止・制限される。アーマーは腰部と脚部のみ等軽装に限定される。 夏フェス なつふぇす 期間限定イベント『サマーフェスタ』のこと。 肉切り包丁 にくきりぼうちょう メインウェポン『スクラマサクス』のこと。万能包丁のことではない。 二十手 にじって/にじゅって メインウェポン『十手』の二刀流のこと。 日輪 にちりん リアパーツ「日輪光背(こうはい)」のこと。優秀な対ダウン、対スタン装備として低クラス時には重宝する。 忍鎌 にんかま メインウェポン『忍刃鎌“散梅”』のこと。 忍子 にんこ/しのびこ/しのぶこ 忍者型フブキのこと。 人参 にんじん かつては『エクステンドブースター#1or#2』を指していた。しかしそのものずばりの『キャロットブースター』が追加されたので、この呼称はそちらを指すことが多くなった。 ねこキック/ぬこキック ねこきっく/ぬこきっく スキル『スーパーねこキック』のこと。 猫子 ねここ/ねこ 猫型マオチャオのこと。 猫目/猫目石 ねこめいし/ねこめ CSC『キャッツアイ』のこと。 猫鎧 ねこよろい アーマー『争上衣「ツェンシャンイー」』のこと。猫アーマーとも言う。 ねじりん棒 ねじりんぼう メインウェポン『グラースプアイビー』のこと。ねじれたツタのような外見から。高いスタン性能にスタン効果付きのスキル『フラクシャスバインド』を備え、外見的にも性能的にも人気の武器。 ノアくじ のあくじ ミッション『ジャーナルからの挑戦状Ⅴ』のこと。ダイヤを含めたレアCSCの出るアチーブメントが達成しやすいことから。あまりの流行っぷりに、最近はくじ扱いに疲れたノアが逆襲してきたりもするようだ。 ノアにアイゼン のあにあいぜん 35HITアチ達成のための合言葉。 上へ戻る 「用語・略語 な行」を編集 は 項目 読み 意味 パーフェクトソルジャー ぱーふぇくとそるじゃー 打撃・射撃・投擲の3つのダメージダウン(軽減)を完備した神姫のこと。以前はマオチャオとハウリンの2体だけで実現できた。現在は装備の充実によって、三種軽減は以前より容易に達成できる一方、魔術・音響のダメージダウンとディゾナンスが追加されたため、「パーフェクト」と呼べるほど完備することはほとんど無い。 配布 はいふ 対戦相手のアチーブメントの達成のために、オフィ・シミュに出撃すること。「○○を装備した神姫に勝利する」や「○○の状態で勝利する」といった、相手神姫によって達成条件が大きく左右されるアチを「配布」する。基本的に個人戦のバトロンにおいて数少ない協力の場であり、新しいアチが追加された直後は盛り上がる。特にプチモアイの配布は所有者数が速報されたため、感染拡大と呼ばれ、語り草になっている。 ハイブラ はいぶら スキル『ハイパーブラスト』の略。超白子砲とも呼ばれる。 パイル ぱいる メインウェポン『“シェルブレイク”パイルバンカー』のこと。 ハウサン はうさん スキル『ハウリングサンダー』の略。 ハウリン はうりん 第2弾神姫、犬型MMSハウリン。犬子の愛称で呼ばれる。リペイントモデルの凛は水犬と呼ばれる。名前の由来はハウリンは「吼凛」の中国読み……ではなく、「howling(ハウリング:咆哮)」の当て字と思われる。猫型マオチャオとセットでまおりんとも。 パシュミナ先生 ぱしゅみなせんせい ミッション『神姫技能試験/ClassC1』の対戦相手を指す。初期のAI育成から、アチ稼ぎまで担うミッション界のアイドル。あまりに先生として頼られすぎたせいか、ついに課外授業を行い始めた。 パシュミナ道場 ぱしゅみなどうじょう ミッション『神姫技能試験/ClassC1』のこと。新人神姫達のAI育成と距離熟練向上を一手に引き受ける登竜門である。 バトマス ばとます PSPソフト「武装神姫 BATTLE MASTERS(バトルマスターズ)」のこと。バトロンとはジャンルが大きく異なりアクションゲームとなっている。ただし完全に無関係というわけではなく、特別版に同梱されるフィギュア「アーンヴァルMk.2」「ストラーフMk.2」は、こちらでも使用可能であり、「バトルマスターズ」の名を冠したチームミッションも用意されている。また起用されている声優も同じで、バトルロンドから輸入されたパーツも散見される。詳しいゲーム内容についてはリンクへ。「BATTLE RONDO(バトルロンド、バトロン、BR)」に倣って「バトマス」「BM」と略されるが、後者は既にバトルモードの略称とされているため、バトマスと呼ばれる方が(バトロンスレでは)多い。 パティポモ ぱてぃぽも フェレット型パーティオとリス型ポモックの2体を同時に指す言葉。ケモテック製は2体セットで呼ばれることが多い? 花子 はなこ 花型ジルダリアのこと。 はなれるんらから!/はなれれるんららら! はなれるんらから/はなれるんららら サンタ型津軽の後退時の台詞、「離れるんだから」の空耳ネタ。その舌足らずな発音を再現するため、全て平仮名で表記するのが通例。だから→らから/ららら、という変換ネタが一人歩きしている傾向にある。こことか。 ババア/bba ばばあ 他の神姫よりちょっと年上に見える某神姫のこと。参戦当初から最年長=bbaの例に漏れずネタにされていたが、SF 08ではRQスカート(ピンク)を持った強敵として登場したため、恨みを込めて連呼された。あまり良い言葉でないため、ローマ字で濁して表記されることが多い。何度も言っていると、そのうち君の後ろから「あらあらうふふ」とか聞こえてくるぞ!! パパン ぱぱん 素体原型・浅井真紀氏を含めた神姫デザイナー各氏の愛称。生みの親に尊敬と愛を込めてパパン。各氏とも例外なくオタク産業に貢献しており、並大抵の武装紳士が束になっても敵わない変態(親馬鹿)である。 ハブられる はぶられる オフィシャルバトルで待機人数が奇数のときに対戦相手が見つからないこと。ハブられると音が鳴って分かるようになった。 パペ/パペスリ/パペチュ ぱぺ/ぱぺすり/ぱぺちゅ スキル『パペチュアルスリープ』のこと。perpetualは「永久」の意。ダウン効果や$子での発動時専用台詞「貴官にはここで大人しくしていてもらおう」など、スキル性能の高さはもちろん、名前に沿った演出も魅力的。なお$子のスキルということで、UWS同様に潜水する。こちらもシュール。 パラソルカウンター ぱらそるかうんたー パラソルスピアの準備時間と硬直時間(準備40硬直250)をトリガーとして反撃スキル発動を狙った、カウンターの開祖にして代表的な戦法。 ハリセン はりせん メインウェポン『センス・オブ・ユーモア』のこと。 バンカー ばんかー メインウェポン『“シェルブレイク”パイルバンカー』のこと。 半減/半減盾 はんげん/はんげんたて スキル『ダメージダウンLv1』(-25%)より強力な『ダメージダウンLv2』を持つ盾のこと。-50%なので「半減盾」。要塞型、防御型の必需品。打撃ダメージダウンのAS盾と投擲ダメージダウンのAM盾が存在する。装備していれば常時発動する特殊スキルの特性上、ダイヤでは回避型でも装備可能にしていることがある。魔法ダメージダウンの魔法盾も定義上は半減盾の一種だが、こちらは回避型向けの装備制限で、防御型ではメギンのおまけのようなもの。 ピークタイム ぴーくたいむ ログイン人数が多い時間帯のこと。ログインしやすい晩御飯後から就寝までの20時~25時頃を指す。人が多いとレベル差マッチングの確率が下がるため、該当する時間帯が好まれる。 ピース(メーカー) ぴーす(めーかー) メインウェポン『“ピースビルダー”リボルバー』のこと。正式名称は“ピースビルダー”なのだが、熟練紳士にすらよく間違えられる不幸な武器。ピースメーカーとは西部劇やメタルギアシリーズでおなじみ、コルト シングルアクションアーミー(SAA)。元ネタが有名すぎるとパロディに気付いてすら貰えないという例。…だったはずだが、最近は「ピース」としか呼んでもらえない。最近『ピースブレイカー』という武器が登場したので少々ややこしくなるかもしれない。 美少女神姫オーナー びしょうじょしんきおーなー サマーフェスタイベント進行役の一人。ツンデレ口調の自称「美少女」と言う事でネタ扱いされていたが、実はGroup K2におけるミズキ開発者の一人だった。後に退社したが、その折機密文書を持ち出した事が2038年の「サイバーフロント攻略作戦」開始の引き金となる。「美少女」の神姫オーナーなのか「美少女神姫」のオーナーなのかと長年ネタにされてきたが、神姫NETジャーナルver2.0第21回のシャクティの発言によって「美少女」の神姫オーナーであると確定した(ただし自称)。 避雷針 ひらいしん ダイヤの増加以後、通常CSCで限界突破してしまった神姫をこう呼ぶようになった。ムーンストーンやブラックオパールでの限界突破はこちらには含まない。極力同レベルの神姫同士をマッチングさせるが、それ以外は余った者同士をマッチングさせると思われるシステムの関係で、Lv150帯とは噛み合い難いダイヤ神姫と限界突破神姫とでレベル差マッチでもお構い無しに組まされやすく、憐れみを込めてこう呼ばれる。またミッションやポイントバトルでも「Lv150以下」という制限があるため、総じて可哀想な目に遭っている。ただしスーパーノア(Lv200)とはマッチングしやすい…のは利点と言えるのだろうか。 ピンク ぴんく 主に髪の毛の色を指す。「ピンクにはろくな奴が居ない」なんていうように使われるがネタなので真に受けないこと。該当する神姫はジュビジー、エウクランテ、ウィトゥルース、アーク、シュメッターリング、ムルメルティア。 風林火山 ふうりんかざん 1.スキル『封輪渦斬』のこと。凝った当て字で名前をつけてもらっても、使う側は変換が面倒くさいので元ネタに戻ってしまうといういい例でもある。2.リアパーツ『風林火山』のこと。こちらはそのままズバリ。だが性能的に微妙なため、わざわざ呼ばれることも少ない。 フォートブラッグ ふぉーとぶらっぐ 第4弾(EXウェポンセット)神姫、砲台型MMSフォートブラッグ。砲子の愛称で呼ばれる。名前の由来は米国ノースカロライナ州にある米陸軍基地の名前。移動癖があり、砲台というよりは自走砲と揶揄される。 福井県 ふくいけん ふくびきチケットのこと。「ふくびきけん」の打ち間違いが広まった。さらに「ふくびきけん探し」から変化した「福井県佐賀市」という応用例もある。もちろん福井県には佐賀市はない。 復讐のジュデッカ ふくしゅうのじゅでっか 種型ジュビジーのイリーガル神姫、ジュデッカを規定回数倒すと出現するシークレットミッション、またはその対戦相手であるジュデッカのことをさす。WF 07の復讐のために登場した。ノーマル装備が黒で統一されていたり、武装に包丁があったりと、スレで定着しつつあるヤンデレ設定の影響が節々に感じられる。ノーマルジュデッカの時点でも充分強いので、劣化コピーであるレプリカ版のつもりで居ると酷い目に遭う。 ふく☆すた ふくすた 縛ロンドの一種。メイド服やチャイナ服等で戦う。神姫ショップで販売されている服系統以外のアーマー、リアパーツ、サブウェポンは禁止される。メインウェポンとスキルの使用は自由、アクセサリーとエクステンドブースターは許可される。 武士子 ぶしこ 侍型紅緒のこと。フィギュアの出来がイマイチなために批難の対象にすらなっていたこともあるが、神姫ネット版では大きくイメチェンされ、華麗なるデビューを果たした。 武装淑女 ぶそうしゅくじょ スーパーノアのオーナーで、ランクはBronze。後にSilverに上がった。早朝・深夜の時間を問わず突如として現れる神出鬼没なオーナー。まれに、誤ってオフィシャルバトルに突撃していることもあるお茶目な一面を見せる。なお、「武装紳士」のような意味合いで女性オーナーを指すこともある。 武装紳士 ぶそうしんし 1.武装神姫のオーナーの総称、つまりはスレ住人のこと。武装神姫のもじりから。公式SS中のオーナー名で使われていたため定着し、そちらが発祥元という説もある。「武装紳士」、「武装 紳士」、「ブソウシンシ」のバリエーションが存在する。2.スタッフオーナーの一人。彼が1周年記念祭で使用した丑型神姫「神撃」は別格の強さを誇り、全スタッフ神姫中、唯一圧倒的な勝率で勝ち越した。2周年記念祭にもその姿は確認されている。 プチマ ぷちま サブウェポン『プチマスィーンズ TYPE:DOG』および、『プチマスィーンズ TYPE:CAT』のこと。猫型は猫プチマ、犬型は犬プチマと呼ばれる。 ぷちモ ぷちも サブウェポン『ぷちモアイ』のこと。 不動型 ふどうがた 要塞型と同意。出来るだけ移動せずに戦闘を行うバトルスタイル。 フブキ ふぶき オンライン専用神姫、忍者型MMSフブキ。初回ログイン特典で最初に入手できる。忍子の愛称だが、何故か「フブキさん」とさん付けて呼ばれることも多い。バトルロンド1周年を記念してフィギュア化され、2007年にはリデコ版(設定上はブランチモデル)とも言うべき、忍者型ミズキも登場した。 冬フェス ふゆふぇす 期間限定イベント『ウインターフェスタ』のこと。 紅緒 べにお 第3弾神姫、侍型MMS紅緒。そのまま紅緒と呼ばれるほか、武士子、赤壁、紅諸などの数々の愛称で呼ばれる。 ベニモロ(紅諸) べにもろ 侍型紅緒の愛称(?)。某大手カメラ店の投げ売りポップで堂々と誤植されていたことが有名。緒と諸の間違いなのだろうか。 片月 へんげつ メインウェポン『クレセントムーン』のこと。 変態ゲロ吐きランチャー へんたいげろはきらんちゃー メインウェポン『光子縮退砲“被虐の女神”』のこと。これを含め、2010年10月の新商品はPSPソフト「バトルマスターズ」が初出になっているのだが、中でもこの“被虐の女神”は、縛り付けられ目隠しをされた女神が象られた強烈なデザインである。人間の口にあたる部分が発射口となっているため、発売前から早速とんでもないあだ名を付けられてしまった。 ホウキ ほうき メインウェポン『ホウキ・オブ・ザ・クリーンキーパー』のこと。メインウェポン『サイズ・オブ・ザ・グリムリーパー』をもじったギャグになっている。 防御型 ぼうぎょがた 防御Lvに多くの経験値を割り振り、相手の攻撃を防御する事で生存力を高める戦い方。 砲 ほう メインウェポンのランチャーのこと。「砲子砲」など、「砲」の前に所属モデル・シリーズを付けて呼ぶ。ただし「家電砲」は同項目を参照の通り、リアパーツ。 砲子 ほうこ 砲台型フォートブラッグのこと。 骨 ほね メインウェポン『吠莱壱式「ほうらい・いちしき」』のこと。見た目が骨の形をしているため。 上へ戻る 「用語・略語 は行」を編集 ま 項目 読み 意味 まお まお 猫型マオチャオのリペイント版のこと。電撃ホビーマガジンで第2弾デザイン担当のBLADE氏が連載する「武装神姫2036」に登場するキャラクターがリペイントVer.として登場した。フィギュアの頭部は表情や形が異なっているが、バトルロンドでのコアは通常版と同一である。故に「まお」という個体の名称よりも、水猫の方がメジャーである。 マオチャオ まおちゃお 第2弾神姫、猫型MMSマオチャオ。猫子の愛称で呼ばれる。リペイントモデルのまおは水猫と呼ばれる。名前の由来は「猫爪」の中国読み。犬型ハウリンとセットでまおりんとも呼ばれる。 まおりん まおりん 猫型マオチャオと犬型ハウリンの2体を同時に指す言葉。デザインを担当したBLADE氏がそう呼んでいる。巷では、りんまお、と呼ばれることもある。マオハウは死語。 マジョーラ まじょーら 魔法(マジック)やオーロラのように、色相を光によって変化させる日本ペイントの塗料のこと。同社の登録商標であり、由来は前述の発色に因む。武装神姫2036で「マジョーラバカ」という言葉が使われ、(マジョーラと同じくらい心ゆさぶられる程のバカの意)以来、武装神姫関連のスレでは「感動的なほど~」の意で使われている。作者BLADE氏は「仮面ライダー響鬼」のボディカラーのことを指している。 股クール またくーる 神姫の股を開いたり閉じたりして気持ちを落ち着かせること。決して卑猥な意味ではない。 マタンゴ またんご アーマー『シイタケ・シールド』を複数装備した神姫の事。人によって若干の違いはあるが大抵4個以上装備している神姫に対し使われる事が多い。他オーナーの神姫に対して使う用語ではない。場が荒れたりスルーされたりする。数回の弱体化とディゾナンスの追加により、主流からはほぼ去った。 マッシブ猫 まっしぶねこ ミッション『エクストラミッションVI:マッシブに』の相手神姫。シェシェという名前があるにもかかわらず、この呼び名のほうがよく使われる。 魔法盾 まほうたて 魔法ダメージダウンLv2を持つアーマー『マジックシールド』のこと。コナミ繋がりの某おとぎ銃士のクローバーの紋章がモデル?ちなみに魔法攻撃を受けると魔法陣が展開され、ジオラマスタジオでもこれを使用可能。 マルチ まるち アクセサリー『マルチセンサーゴーグル』のこと。多くのユーザーによって熱望されていた新型ゴーグル。そのセンサーの形や、公式の紹介でアークが装備していることから、別の「マルチ」のことも意識しているのではないかと疑われているとかいないとか。 みこーき みこーき 戦闘機型飛鳥のこと。デザインが巫女+飛行機なのでこう呼ばれることもある。 水犬 みずいぬ 犬型ハウリンのリペイント版「凛」のこと。水着ペイントの効果で水中適性が高い為。正確には湖南高校神姫研究会特製超強力耐水ペイント。 ミズキ みずき 忍者型MMSミズキ。白忍子の愛称はあまり使われず、そのまま「ミズキ」「ミズキさん」と呼ばれることが多い。フブキから派生したブランチモデルのため、外見や音声はほぼ同じの色違いモデルになっている。SF 08でラスボスとして初登場し、後にフィギュア化・データ販売も開始された。バトロンで使えるモデルは、試作型とは言語処理ロジックが異なり、わらわ言葉が特徴的。SF 08およびWF 08に登場した「ミズキ試作型」、ふくびきカウンターに居る「受付担当ミズキ」(ふくびきの人、福引の女、フクビキなどと呼ばれる)、シークレットミッションに登場する「ミズキ」は、それぞれ名前が違うことから全て別の個体である。 水猫 みずねこ 猫型マオチャオのリペイント版「まお」のこと。設定は水犬と同じ。以前は猫相手に水中ステージ(苦手)で「勝った!」と思ったら水猫だったというオチがよくあった。しかしブルマ等の実装や、そもそもの素体数の増加により、素体の判別が出来ないのも水猫に限った話ではなくなった。 味噌/ミソ みそ ミッションバトル、もしくは小ミサイルや中ミサイルのこと。前後の文脈と流れから判断する必要がある。 味噌漬け みそづけ 適正距離の修正やスキルの習得のためにミッションを何度も繰り返すこと。 緑字 みどりじ シミュレーターのマッチング時に相手が居ない場合に呼び出される、名前が緑色のNPCのこと。その時点でログインしていないプレイヤーのデータを借りている。 無課金 むかきん バトルロンドをお金をかけないで楽しむこと。また、縛りプレイの一種。フィギュア課金を含むか含まないかで議論になることがあるが、含まないことが一般的。アチ装備、GEM装備も無課金忍子で揃えるのが通。 虫足 むしあし アーマー『インセクティア・ブートギミック』のこと。 虫腰 むしこし アーマー『インセクティア・ウエストギミック』のこと。 虫羽 むしはね リアパーツ『インセクティア・リアギミック』のこと。同じ虫モチーフのリアパーツ『グラスパピヨン』のことではない。 夢魔子 むまこ 悪魔夢魔型ヴァローナのこと。軽黒子とも呼ばれる。 ムラクモ むらくも メインウェポン『天叢雲剣』のこと。読みはアマ(アメ)ノムラクモノツルギ。「むらくも」で変換しても出ないせいか、こう表記されることがある。なお「叢」は「くさむら」で変換出来る。 ムル子/ムルチー むるこ/むるちー 戦車型ムルメルティアのこと。 ムルメルティア むるめるてぃあ 第8弾神姫、戦車型MMSムルメルティア。ムル子、ムルチーの愛称で呼ばれる。名前の由来はドイツ語でリス科の「マーモット」より。 命中会議 めいちゅうかいぎ 誰かが2chバトロンスレにて「命中回避」を「命中会議」と誤って記載・投稿、ニュアンスが受けてAA、派生AAが即時作られた。→AA倉庫また、命中率10%の攻撃が連続ヒットしたりする気まぐれで読めない命中判定を揶揄して、「六体の猫子による命中会議」などと例えられる。 メギン めぎん アーマー『メギンギョルド』(旧名、メギンギョルドベルト)のこと。 メタ めた 時々の流行を分析して対抗すること。類義語は「アンチ」。元々は「高次の(な)~」などを意味する接頭語であり、本来の用法としては「メタゲーム」のように使うのが正しいが、「メタ」と略したり、動詞化して「メタる」といった形でも使われる。「デッキ」と同様にカードゲーム用語からの影響を受けているのか、時折この表現も見かけられる。 メッキ めっき ミッションやイベント等で繰り返しアチを達成していると簡単にオーナーグレードが上がるため、グレードと実力が釣り合わなくなり、安っぽくて脆い「お飾り」になってしまったことを指す。上辺のごまかしを「メッキ」、ごまかしが効かなくなり本性が現れることを「~が剥がれる」と呼び、またグレード自体が金属の名前を冠しており、語感も良いために定着したと思われる。相手を指す言葉としては好ましくないため、自虐ネタとして用いられることのほうが多い。 モナーテ もなーて アクセサリー『モナーテ・LRSSゴーグル』のこと。以前は、ゴーグルと呼ばれていた。代替のない有効な武装であったため装備している神姫も多く、それゆえに忌避される武装だったが、マルチセンサーゴーグルの実装により、使用用途によって使い分けられるようになった。 上へ戻る 「用語・略語 ま行」を編集 や 項目 読み 意味 要塞 ようさい 移動を行わず、隙の少ない武器で戦う神姫のこと。育成が難しかったが、「移動を控えて」指示の登場のおかげで簡単になった。そしてまた一転、距離適正の仕様が変わったため難しくなった。 ヤンデレ やんでれ 一途に想いすぎるあまり依存心が満たせなくなり、精神的に病んでしまった状態。監禁や調教、果ては殺害にまで至り、かつそれらの行動が悪であることに無自覚という極まった異常性が特徴。何体かの神姫がこの属性を持っているとまことしやかに噂されているが、種型ジュビジーは自身のセリフの裏返しとして真に迫っている。なかにだれもいませんよ的なヤンデレブーム時、ブレザー服や包丁と合わせてスレ内で流行り、SSが多数作成された。後日、黒ブレザーに包丁二刀流の種子が現れたり、WF 08のチーム戦の台詞がそれっぽかったりと公式でも徐々にその兆しを見せている。いいのかコンマイ。 上へ戻る 「用語・略語 や行」を編集 ら 項目 読み 意味 ライトン らいとん メインウェポン『ライトトンファー』のこと。 ラブボム/ラブボン らぶぼむ/らぶぼん メインウェポン『ラブラブボンバー』のこと。 リストア りすとあ CSCリストアのこと。成長限界達成・100戦消化で実行可能になる。神姫を初期状態、ClassCのLv0に戻し、やり直すことができる。親密度を引継ぐので大幅に育成しやすくなり、2周目が本番と言われることもある。通常のリストアはCSCによる補正効果も維持されるが、リストア時に「CSCリアクター」(別売消費アイテム)を使うことで、センスや成長限界値の再抽選を行うことができる。セットアップしたCSCを入れ替えたい場合は、神姫をリセットするしかない。 リセット りせっと 神姫を初期化し、コア・素体・CSCに分解してしまうこと。神姫にとっては死と同義。オーナーと神姫との親密度が高いほど、神姫がオーナーに対して考え直しを強く嘆願してくるため、一部のオーナーにとってはSクラス達成よりもはるかに高い壁であり、時折リセットシーンがトラウマとなるオーナーもいるほどである。リセットを中止しても、リセットを思い立った時点で親密度がやや下がるという報告がある。先に確かめておきたい、自分ではできないけど見てみたい、という人はネタバレ注意 セリフ集へ。→リストア リップル りっぷる ミッション『エキストラミッションⅩⅥ ファッションショー』の対戦相手のこと。SF 08で記録的な被撃破数を記録し、大方の予想通り、シークレットミッションⅤ(5)で大きな波に乗って再びやってきた。リップル(ripple)は、さざ波、小波を表す。「さざなみじゃ物足りないんだよね?」とはそういうこと。エキストラミッションのオーナー「ミッソー」は同コナミ社「グラディウス」シリーズなどで「ミサイル」の空耳として有名。(バトロンのミッソー、ミソもこれに由縁する)リップルも同シリーズの武装「リップルレーザー」が由来と思われる。 リペ りぺ 神姫のリペイント(再塗装)モデルのこと。フィギュア本体は電撃ホビーもしくはコナミスタイルの限定品。最近はオンライン専用(フィギュア発売未定)のリペイントモデルも登場している。バトルロンドでは別のコアユニットとして設定されていることがほとんど。リペイントモデルの神姫は「リペ」+愛称もしくは色+愛称で呼ばれる。例:黒白子、リペ犬子等。 凛 りん 犬型ハウリンの電撃ホビーマガジンオリジナルカラーVer.(リペイント版)のこと。リペ犬子、水犬などと呼ばれる。詳細は「まお」の項目を参照のこと。 りんご りんご ミッション『エキストラミッションⅩⅤ:コーディネートプラン3』の対戦相手のこと。サマーフェスタ08『真夏のサンタクロース』でも登場している。名前の由来は単純に津軽(青森)の特産物の林檎、または津軽の中の人(釘宮理恵さん)とコナミとの繋がりによるものと思われる。(他作品に同声優が演じる「りんご」というキャラがいる) レーネ れーね 第11弾神姫、戦乙女型MMSアルトレーネのこと。 レイディアント れいでぃあんと レイディアントシリーズの武装の総称。または、そのコーディネート。アーマー、リストガード、フットアーマー、リアプレートに加えて、メインウェポン「ダブルレイブレード」「ライトトンファー」「レイディアントボウ」を含む場合もある。レイディアント(radiant)とは光り輝くと言う意味。ツガルの「レインディア」と語感が似てるがそちらは「トナカイ」。 レバニラ ればにら メインウェポン『レーヴァテイン』の二刀流のこと。炒め物のレバニラのことではない。「レヴァ2」→「ればに」が似ていたために名付けられたものか。燃える剣で切り裂く様を「炒める」と称していると考えれば無理はない…? レベル差マッチ れべるさまっち オフィでレベルに大きな開きのある相手とマッチングすること。自分のレベルが下になった場合に愚痴交じりに、自分がひどく高い場合に懺悔の意を込めて使われる。後者は嫌味とも取られかねないので慎重に。関連してピークタイム、避雷針の項も参照のこと。ポイントバトルでは極力レベル差マッチでの影響力を少なくしようとする工夫が見受けられる。 上へ戻る 「用語・略語 ら行」を編集 わ 項目 読み 意味 わっか わっか 1.メインウェポン『棘輪「きょくりん」』のこと。2.アクセサリー『リング・オブ・アルクトゥルス』のこと。3.アクセサリー『エンジェルリング』のこと。4.アクセサリー『イカリング(アゲタテ) L/R』のこと。 悪いオーナーにあたったね/悪いオーナーに… わるいおーなーにあたったね 黒子の戦闘中の名セリフ。勝てないのを神姫やシステムのせいにする武装紳士にあるまじきプレイヤーへの返事に利用される。省略版はゲーム中のある場面で使用され、これも公式化されてしまった。ただ、一部のユーザーは煽りで使っており場の雰囲気を悪くするので安易に使う物ではない。 上へ戻る 「用語・略語 わ行」を編集 英語・記号など 項目 読み 意味 ABC/AB盾 えーびーしー/えーびーたて アーマー『シュタールカッツェ・ABシールド』のこと。ドイツ語で、シュタール(Stahl)は鋼、カッツェ(Katze)は猫の意。その名のとおり、表面に猫の顔のようなモールドが施されている。ABCは「ABシー(ルド)」。シールドはshieldであり、頭文字ではない。 AI変え/AI調教 えーあいがえ/えーあいちょうきょう 本来のコアユニットが好む戦闘距離やスキル使用頻度を戦闘後の神姫評価の賛否によって変えさせること。ミッションバトルで延々と繰り返すことが多い。 AM盾 えーえむたて アーマー『ユースティティア・AMシールド』のこと。「ユースティティア」はローマ神話の正義の女神。 AS えーえす スキル『エンジェリックスカイ』のこと。バトロン開始からMA実装までの半年間の唯一の移動スキル。飛鳥の実装以降移動スキル持ちの武装も増えたため出番は減ったが、全移動スキルを象徴する代名詞として使われる。 AS白子砲 えーえすしろこほう ASで急速離脱して白子砲を撃つ、という名前そのままの定番戦術の一つ。白子装備のみで実現できることと、延長線上にASハイブラがあるために有名(これを含めてAS白子砲とも呼ばれる)。杖、疾風怒濤などの他遠距離武器と持ち替えた派生型もある。 AS盾 えーえすたて アーマー『アイゼンヒンダニス・ASシールド』のこと。ドイツ語でアイゼン(Eisen)は鉄、ヒンダニス(Hindernis)は障壁の意=「鉄の障壁」。「打撃ダメージダウン」から推察するに、ASはアンチ・ストライク(Anti-Strike、対打撃)だろうか。 A子 えーこ HST型アークのこと。フィギュアの開発コードとしても使用されていた。詳しくはCHOCO氏のサイトを参照のこと。 BM びーえむ 1.バトルモードの略。→バトルモード2.PSPソフト「武装神姫BATTLEMASTERS(バトルマスターズ)」の略。だが前述のバトルモードとの混同を避けるためバトマスと呼ばれる方が(バトロンスレでは)多い。津軽の出身作「ビートマニア」もこう略されることが一応ある。 CSC しーえすしー 「コアセットアップチップ」の略。「武装神姫」の世界の設定では神姫に力を与えるパーツとされる。「バトルロンド」では神姫の基本性能や成長センスに影響を与えるとされる。作品によって若干設定の差異はあれど、宝石の名を冠する点・換装できない点は共通のようである。 DS でぃーえす スキル『ダークスラッシャー』のこと。威力・射程・隙の無さと全てにおいて高性能だが、カウンターで取られやすい弱点も。 EX落ち いーえっくすおち 神姫がClassEXになること。ClassSになるための規定勝利数を満たせなくなることを「EX落ち確定」とも。 FATE(盾) ふぇいと/ふぁて(たて) アーマー『ポラーシュテルン・FATEシールド』のこと。ドイツ語でポラーシュテルン(またはポーラシュテルン:Polar Stern)は北極星の意。 HMT えいちえむてぃー ハイマニューバトライクの略。イーダの型名。高機動三輪自動車の意。高機動とは「巧みに動かす(動かせる)」ということであり、「高速」とはやや意味合いが異なる。 HP えいちぴー 「ハードポイント(Hard Point)」の略称。「ジョイント」に同じ。ミリタリー用語では、戦闘機が兵装を選択できるように構造を強化した部分のことを指す。他のゲームでよく使われるHP(Hit Point)は、ゲーム内呼称に準じてLP(Life Point)で呼ばれることがほとんど。 HST えいちえすてぃー ハイスピードトライクの略。アークの型名。高速三輪自動車の意。 LP型 えるぴーがた 唯一の勝敗決定条件である「LPが0になる」という点に焦点を当て、高いLPを持たせた神姫のタイプ。防御力・回避力だけには頼らない、単純な高数値による耐久力が特徴。攻撃性をスキルに頼ったタイプはLPSP型と呼ばれるため、一般的にLP型と言えば攻命寄りのステータスを指す。活躍の場をミッション等に限定し、オフィシャルバトルはひたすら負け続けて育成する超LP型も存在する。 LPSP型 えるぴーえすぴーがた LP型とSP型、両方の特徴を兼ね備えた努力と忍耐による育成を受けた神姫。稀にLP型とSP型の総称として用いられることもある。 MA えむえー スキル『マッハアプローチ』のこと。バトロン開始から半年ほど経ってから実装された、AS以外で始めての移動スキル。 MMS えむえむえす 神姫に用いられているロボットの開発技術、およびその技術を用いたロボットの総称。本来は「MMS-Automaton 神姫」を略して神姫と呼んでいるが、作中の表現を見る限り、MMS=神姫と捉えて問題ない(そもそもの作品名も「武装神姫」である)。なおフィギュアでの「MMS」とは、「Multi Movable System」を略した素体の名称である。 MMS NAKED えむえむえす ねいきっど 型を持たない裸の素体のこと。コアを載せ変えないと心もない。バトルロンド内ではトレーニングの相手として登場し、クラスに応じて色が変わる(トレーニングのページを参照)。防御トレーニングでは攻撃特化でも出せない威力を叩き出すことから、実は最強なのではないかという噂がまことしやかにながれている。WFとSFにて、同一の外見を持つ「イリーガル NAKED」という敵キャラクターが登場している。 PA ぴーえー スキル『ファントムアクセル』のこと。前進のみの移動スキルだが、必要装備の『モーターユニット“バンチョーmk3”』は腿装備なので優秀なリアパーツや脚装備と併用できるのが強み。更にほとんどのBMと共存できるなど実用性はかなり高い。 PB ぴーびー ポイントバトルのこと。カタカナ表記で語呂の良い略称がないためか、公式でも英語の頭文字で略されている。またゲーム内のアイコンにも「PB」の文字が確認できる。 RD あーるでぃ スキル『ローラーダッシュ』のこと。唯一リアパーツではない移動スキルだったが、PAの登場とディゾナンスの実装で一気に日陰に追いやられたかわいそうなスキル。 root るーと WF 08のラスボスとして登場した、「全能なる者“root”」のこと。西園寺によるMMS技術の軍事転用を目的とした「次世代MMSのプロトタイプ」。神姫の武装パーツの寄せ集めの集合体で、バトルロンド初の神姫(MMS)の形をしていない敵である。次世代と言う割に、名称は現代の現行システム(UNIX)に由来している。後にシークレットミッションで再登場した。 RQ あーるきゅー アーマー『レースクイーントップス』および『レースクイーンスカート』のセットのこと。SF 08にてピンクと青が景品になるものの、中盤~終盤の強敵のドロップアイテムだったために血涙を流したオーナーもおり、この時期に「bba」が流行した一因ともいわれる。 S4U えすふぉーゆー バトルモード『ソングフォーユー』のこと。バトル中とは思えない派手な演出が見物。 SF えすえふ 夏休み期間に開催されるキャンペーン『サマーフェスタ』のこと。特別なイベントミッションやログイン特典のプレゼント、バッテリー消費半減などが行われる。2008年には『ドッキドキ・トレジャーアイランド』が開催された。2009年には『サイバーテロから街を救え!』が開催された。「サイエンスフィクション」でも「少し不思議」の略でもないので注意。→逸話 SNK えすえぬけい スキル『スーパーねこキック』のこと。某ゲーム会社は新日本企画の略。 SP型 えすぴーがた 高いMSPを持つSP特化型の神姫及び、それを活用しスキルを連打して勝負を決める戦い方のこと。 SSF えすえすえふ スキル『サンドスプラッシュフィーバー』のこと。猫プチマの方がメジャー。 Sアチ えすあち 各神姫に設定されているアチーブメント「Sクラスになる」、あるいはその達成により入手できる武装のこと。実用的なものからネタ武装までいろいろだが、これを持っていることは一つのステータスとされる。 UWS ゆーだぶりゅーえす スキル『アンダーウォーターストーク』のこと。大まかな日本語訳は「水面下からの追跡」。潜入工作が得意な$子ならではのスキルというわけである。たとえボルケーノのステージでも「潜水」するため、時にシュール。 WF だぶりゅーえふ 年末から新年にかけて開催されるキャンペーン、『ウインターフェスタ』のこと。特別なイベントミッションやログイン特典のプレゼント、バッテリー消費半減などが行われる。2007年にはバトルロンド初の大型イベント『イリーガル・レプリカ討伐指令』が、2008年には『サイバーフロント攻略作戦』行われた。バトロンスレ以外の神姫関連ではワンフェスの意味で使われることが多いので注意。→逸話 WM だぶりゅーえむ WebMoneyの略。関連して「ちょっとコンビニ行って来る」の項目も参照してほしい。 Y子 わいこ HMT型イーダのこと。フィギュアの開発コードとしても使用されていた。詳しくはCHOCO氏のサイトを参照のこと。 133ページ ひゃくさんじゅうさんぺーじ 武装神姫マスターズブックの「ヒブソウシンキ」表紙ページ。2,500円が高いとみるか安いとみるかは神姫魔道のハマり具合によるだろう。08/8/8に公式サイトで続編の掲載予告と共に、第0話として全ページを掲載された。 330 さんびゃくさんじゅう このゲームでプレイヤーが作れる最高レベル。ダイヤ3積み必須の最も遠い目標。実際に到達できる可能性はお察しください。1%にすら満たないと言われている。しかしプレミアムチケットとプレミアムトレーニングの実装により、高速で成長限界を確認し、これに満たない場合はリセットまたはリアクトし、是が非でも330を目指そうとする者も現れている。(ネットカフェの時代から同様の育成手法は存在していたが、地域格差があったため一般的とは言いがたかった)ちなみに各ステータスの最高レベルは255なので、例えば回避330神姫を育成することは不可能である。 弗子/$子 どるこ イルカ型ヴァッフェドルフィンのこと。 英→日 対応表 AS Angelic Sky エンジェリック・スカイ CSC Core Setup Chip コアセットアップチップ HMT HIGH MANEUVER TRIKE ハイマニューバトライク HP Hard Point ハードポイント HST HIGH SPEED TRIKE ハイスピードトライク MA Mach Approach マッハアプローチ PA Phantom Accelerate ファントムアクセル PB Point Battle ポイントバトル RD Roller Dash ローラーダッシュ SNK Super Neko Kick スーパーねこキック SSF Sand Splash Fever サンドスプラッシュフィーバー S4U Song For(Four→4) You(U) ソングフォーユー UWS Under Water Stalk アンダーウォーターストーク 上へ戻る 「用語・略語 英語・記号など」を編集 「用語・略語 あ行」を編集 「用語・略語 か行」を編集 「用語・略語 さ行」を編集 「用語・略語 た行」を編集 「用語・略語 な行」を編集 「用語・略語 は行」を編集 「用語・略語 ま行」を編集 「用語・略語 や行」を編集 「用語・略語 ら行」を編集 「用語・略語 わ行」を編集 「用語・略語 英語・記号など」を編集 コメント ↑だから要点だけ用語集に残して、詳細を逸話に廻したんだけど駄目? 感染拡大ってなんか使う機会ある? -- (名無しさん) 2009-01-30 13 34 02 分割乙 「産卵」も使われなさそうだね 逸話ページはメニューには載らない方向なのかな? -- (名無しさん) 2009-01-30 15 30 40 逸話ページへのリンクをメニューにも用語集内にも作らないでは、 自分の気に入らない言葉を隔離した、と見られても仕方が無いと思うがどうか -- (名無しさん) 2009-01-30 23 34 08 穿った味方するのは勝手だけど、 単に「今後使う機会がある言葉かどうか。」っていう判断基準なだけです。 WF関連のワードとか、それこそ思い出話以外に使う機会ないでしょ? 感染拡大だって、同じような企画でもない限り、同様だと思います。 リンクはページ自体が却下される可能性もあったし、とりあえずメニューには貼らなかったのですが… 用語集の各項目からはリンク張ってたし。 残すべきだと思うなら、なぜ残すべきかを説明していただけますでしょうか? -- (名無しさん) 2009-01-31 14 01 37 どうでもいいからスーパーノヴァとか誤記やめてください(;´д`) -- (名無しさん) 2009-01-31 14 22 32 特化の項の「因みにLP特化だけは性質上絶対に勝てない。」って、 負けないと稼ぎにくいから負け数が多くなるってこと? 監視した後なら別にLP特化も、回避特化も、防御特化も勝つのが難しいのは大差ないと思うけど。 -- (名無しさん) 2009-02-01 18 28 32 神姫名の追加と、リンクの追加。 あれ? なんかすごい時間が経ってる… -- (名無しさん) 2009-02-06 21 06 38 ものすごく楽しく読めました! なんだか「愛」だ詰まってる感じがしました。 -- (名無しさん) 2009-04-01 20 22 37 「しゃいにんわー」って俺の持ってるログだと2008/04/29が最古なんだけど、 本スレでネタにされた方が先っていつなん? -- (名無しさん) 2009-04-14 19 12 16 良子って死語にした方が良いのでは? イーダを良子って呼んでる人って見たことないんだけど。 -- (名無しさん) 2010-03-11 01 32 31 名前 コメント すべてのコメントを見る
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樫坂家の事情! 序幕~とある学生の夏休みにおける変化とその記録~ 一つの記録が語られ、これからの話が紡がれる。そんな日の朝、樫坂家にて。 「あ、今何時です?」 「………6時37分19」 「なんとか、読み終わったわね」 「もうくたくたなのです。充電しないとまずいのです…」 「その前に、マスターを起こさないといけませんわね」 「ますたーはくーたちがいないとろくに起きれないからねー」 樫坂家の夜が終わり、朝が始まるようです。 「とりあえず、ゆいなはいつものあれをするんだよね」 「いや、今日は投げるものが無いから出来ない」 「じゃあ今日はキュリアさんとリムさんがダイブするのです!」 「え?なんであたし達が?」 「こーれーぎょうじというものなんだよ」 「………フィーは?」 「さすがにふぃーはすれいぷにてぃがきけんだと思うんだ」 「そういう事ですので、お二人にお願い致しますわ」 どうやら主を起こす方法で話してるようです。 「というか、ならくーが行けばいいと思うんですけど」 「くーはにっきを戻すさぎょうがあるからむり」 「じゃあユイナさんとかは」 「私はフィーとスタンドライト戻すから。これ勝手に出した奴だし」 「う……シェラさんは?」 「私は「シェラは顔に落ちるからダメですわよ?」だからドジじゃないのです!」 「うー………仕方ないなぁ…」 「………諦めるか」 結局、キュリアとリムに決まったんだってさ。 さて、二人が落ちてくる前に起きるか。 ===終話=== 「まったく、お前ら少しは俺の事も考えろよなぁ……ねみぃ」 「うわ、マスターが自力で起きた!?」 「きょうはゆきでも降ってきそうなことがおきたとおもうんだ」 「それはそれで涼しくなると思うのです」 「お前らが酷いと俺は思うんだけど。とりあえずシェラは何か違うからな」 「ほえ?」 まぁいつもの事だからいいか。 「ってお前ら人の日記読んだろ?」 「なんの事かなー、くーわかんなーい」 「いや、くーが主犯なのは解ってるからな?」 「まぁ考えれば解る事だからね。こういう事するの大抵くーだし」 「大体くーちゃんなのです」 「間違いないですわね」 「………だな」 「あたしもフォロー出来ないですこれは」 「みんなしていじめるのってよくないとおもうんだ、泣いてやるぅ」 「わかったからお前らそろそろ下行け。着替えたい」 「マスター、クレイドル使いたいのですけど…」 「………あーもうわかったよ。俺が下りるからお前らちょっと待ってろ」 とりあえず久しぶりの学生服でも着てくるか…と思い部屋を出て2階から1階の居間に下りる事にする。 「それにしても…あいつら結局気づかなかったな…あの裏に書いてた事に」 読まれたら読まれたで恥ずかしい訳だが………あれ、なんかズボンのサイズ大きいな… 「しかし……ほんと、色々あった夏休みだったな」 ユイナが来たことで、武装神姫を始める決心がついて。 その次にシェラが来て、陽太と静香が目を丸くして。 初めてのバトルロンドで負けて、悔しそうにしてる二人を見て必死に戦術組んで。 その後、くーが現れて、なんだか色々考える事が多かったけど俺のとこに来て。 それで、くーの事で静香に怒られて敏章さんに出会って、フィーが来て。 色違いって呼ばれるようになっていつの間にか色んな人と話すようになってて。 奥道さんに修理頼んで、陽太と稟に勝つ事が出来て。 シェラがリベンジして、萩河さんにキュリアを頼まれて。 あと、祭りがあって、クラスの馬鹿共と久しぶりに話して酔った勢いでリムを買って。 それで、最後の日曜日にはくーが俺と一緒に戦ってくれるようになって、ユイナ達も頑張ってくれたおかげで色んな人に勝つ事が出来た。 夏休みが始まる前は想像さえ出来なかったな、こんなこと。 「さて……学生にとっては変わらぬ幽鬱な一日。されど新たに踏み出す一日…てな」 うわ変なこと口走ってしまった… けど、今までと大きく違う生活が、また新たに始まるのも確かだよなぁ。 「………ま、あいつらが居るなら、悪くないな。これからの生活も」 とりあえず、学校行く前に寝かせるか………あれ?今何時だ? 序幕、完結。
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SHINKI/NEAR TO YOU Phase02-1 ouverture アナタノネイロヲ、キカセテ ♪♪♪ 六月といえば梅雨だ。ところであれだけ雨が降る月の呼び名が「水無月」というのはどういうことだろう? そんなことを思った有馬駿(アリマ シュン)がゼリスにふと尋ねてみると、彼女は手にした大判の書籍を抱えたまま返事を返してきた。 「旧暦では水無月は現在でいう7月に相当しますから、梅雨明けというところから『水の無くなる月』という呼称がつけられたそうですね。また、その由来から外れることとなった現在においては、降水によって天の水が無くなるという解釈が適用されると言われます」 すらすら答える彼女――背丈14cmほどの小さな自動人形(オート・マタ)の少女はシュンの武装神姫、ゼリスだ。 「けどさ、今年なんかはホントに水無し月だよな」 「そうですね。伝聞においてもそのような話題が多いです。いわゆる〝空梅雨〟ってやつですね」 それからゼリスは、太平洋高気圧がどうだとかフィリピン海での対流がどうとか、ひとしきり講釈。 シュンはそんな彼女の突発的な講義を聞きながら、率直な感想を述べた。 「……そんだけ無駄に物知りだったらさ。僕が試験勉強してるときも手伝ってくれりゃいいのに」 先週までシュンの中学は中間考査の最中。そこそこの成績はキープできたと思うが、こいつが協力してくれればもっと楽できたんじゃないか? 「シュン、それでは貴方のためになりませんよ。それにシュンは私に勉学を教えて欲しいのですか?」 「…………やめとく」 ちょっと悩んだ後、かぶりを振る。きっと中学のどの教師よりも分かりやすく講義を行ってくれるような気もするが、きっと中学のどの教師よりも妥協してくれないだろうから。 それにシュンの通う学校はエスカレータ式だ。二年の今の時期から神姫の家庭教師の世話になる必要もないだろう。 シュンの返答を予想していたのか、ゼリスはそれ以上特に何も言うこともなく、手にした本をパタリと閉じてソファに置いた。こいつは最近絵本にハマッているらしい。タイトルは「人魚姫」だった。 急に読書を中断して何なのかと思ったら、答えはTVを観ればすぐに分かった。 「あっ、〝黒猫キッド〟だ~♪」 ちょうど二階の部屋から降りてきた妹の優が、楽しげにゼリスの隣に座る。 始まったのは『黒猫キッドの冒険』っていう、いわゆる子供向けの人形劇だ。悪の科学者にサイボーグにされた黒猫が、ガトリング銃片手に毎度巻き起こる騒動を切り抜けていくという……なんというか。観る者によってはたまらない作品らしい。 まあ、たまには一緒に見てみるか。平凡的な日本の男子中学生からすれば、試験明けの日曜の午前ともなれば、特に何もすることもない訳だし――。 そんなことをシュンが考えていると、唐突に玄関のチャイムが鳴った。 シュンは立ち上がる。母、京子がリビングに紅茶を淹れてきてくれたところだったので、来客には自分が対応する旨を伝えると「お願いね」と京子は微笑みながらリビングに入っていった。 玄関に向かう間にリビングからは「あら、ネコさんもう始まっちゃった?」とか言う声が聞こえる。 大人気だな黒猫キッド。 そんなことを思いながら、シュンは玄関の扉を開いた。 「こんにちは」 玄関の先には、シュンの知らない少年がひとり立っていた。 同年代くらいに思えるが、シックな服装に身を包んだその姿はいかにも育ちが良さそう……というか、上品なイメージ。何よりも整った顔立ち、美形だ。 はて、どこの国にも王子様の知り合いはいなかったはずだが? シュンがポカンとしていると、彼はイメージに見合う爽やかな笑顔を浮かべ、会釈を返してきた。 「はじめまして、失礼ですがこちらにゼリスさんという方は居られますか?」 「はい?」 怪訝な顔で聞き返すシュンに、目の前の少年は穏やかな笑みを絶やさずに、胸元に手をやった。 「ほら、君からも説明しなさい」 そう呼びかける少年の胸元を見てみれば、上着の間から小さな顔がこちらを伺っていることに気がついた。 武装神姫だ。とうことは、この彼も神姫オーナーってことか。 「あの……こちらがゼリスさんのお宅だとお聞きしているのですが……違いますか?」 「いや、たしかにうちにはゼリスはいるけど……」 しかし、シュンにはこの神姫にも、そのオーナーの少年にも見覚えがない。 「何か勘違いしてるんじゃないでしょうか?」とシュンが尋ね返そうとしたところに、京子がゼリスと一緒にやってきた。戻ってこないシュンが気になり様子を見に来てくれたらしい。 「……まさか本当に訪ねてくるとは。そこまで貴女の気持ちが切迫しているとは思いませんでした」 ホッとしたのも束の間、来客を見るなりポツリと呟いたゼリスに、シュンは訝しげな目を向ける。 あの~、ゼリスさんはこちらの方々といったいどういったお知り合いで? そんなシュンの気持ちを知ってか知らずか。「あらあら、ゼリスちゃんのお知り合い?」とのんびり訪ねる京子にゼリスはコクリと頷いた。 「彼女は、私の友人です」 ♪♪♪ シュンはとりあえずふたりをリビングに通して、話しを聞いてみることにした。 少年の名は和光耕一(ワコウ コウイチ)、都内の私立中学に通う学生で、神姫の名はチカというらしい。耕一は音楽家を目指していて、ヴァイオリンの演奏がふたりの趣味なのだという(ちなみにあとで聞いたところ、耕一の通っているのはあの名門黒葉学園らしい。驚きだ)。 なるほど、どこかの国の王子様ではなかったらしい。で、そんな彼らとゼリスにいったいどんな接点があったのだろう? 「ゼリスさんとは、インターネットで知り合ったんです。いろいろと遣り取りをしているうちに、メールで時々相談にも乗っていただいて……」 シュンの疑問は顔にも出ていたらしく、チカがおずおずと語り出す。 「お前、いつの間にメル友なんて作ってたんだよ?」 ゼリスがパソコンをこそこそイジッているのは知っていたが、そんな遣り取りをしていたとは知らなかった。 「別に……日々を送るなかで様々な出会いを重ねるのは当然のことです。私がプライヴェートで友人を作っていたとしても、不思議はないでしょう?」 ……そうですか。 ネット社会の広がりはシュンの生まれた頃からより顕著になっているそうだが、神姫の間にもそんな繋がりが存在しているらしい。すごいことになってるなぁ……。 「ゼリスさんのことはチカから伺っています。いろいろとお世話になっているそうで、ありがとうございます」 丁寧にお辞儀してくる耕一。そんなにかしこまられてもこっちが息苦しくなっちゃうんだけどな。けれど耕一の上品な様はとても自然で、きっとそういうのが当たり前な環境で育ってきたのだろう。 一方、耕一の神姫であるチカの方は少々はにかみ屋のようだ。今も礼をする彼の前で頬を赤く染めている。 「かしこまっていただかなくても、結構です。お世話になっているのはお互い様ですから。それよりも、本題に入るべきでしょう」 ゼリスはそんな彼らの挨拶をさらっと流し、さっさと話しを進める。 「せっかちな奴だな。せっかく友達が会いに来てくれたんだから、ゆっくり邂逅を分かち合えばいいじゃんか」 「いえ、ゼリスさんの言う通りです。あまり長居をしてご迷惑をお掛けしても悪いでしょうから」 耕一は「ほら」と自分の前に座るチカを促す。 「あれ? 耕一さんはチカさんの相談の内容を知らないの?」 不思議に思ったシュンに、耕一が苦笑を浮かべる。 「はい。私もそちらのゼリスさんとお会いするとまでは聞いていたのですが、具体的な目的までは彼女からまだ聞いていないのです」 耕一の言葉にチカはますます身を小さくする。オーナーにも話してなかったような悩み、それも直接会って聞いて欲しいような相談か。どんな内容なんだろう? 皆の興味を集めるなか、チカは耕一の顔をチラチラと伺いつつも、語りだした。 「わたしは、ヴァイオリンを弾いてみたいんです」 静かに話し出したチカ。しかし、その内容に一堂は首を傾げた。 「ヴァイオリンって……チカちゃん、ヴァイオリンならもう持ってるよね?」 きょとんする優の言うように、今もチカの隣にはヴァイオリンケースが寝かされている。これがヴァイオリンじゃなかったら何だってんだ? シュンはちらっと耕一に目を向ける。 「確かに彼女が持っているのはヴァイオリンですが……そうだよね、チカ?」 「はい、そうなんですが……」 「貴女の持っているヴァイオリンが問題なのでしょう?」 耕一の質問に口籠ったチカは、ゼリスの助け舟にホッとした表情を浮かべた。 「そうなんです」 チカはケースを手元に寄せると、パチリとフタを開いた。 中から出てきたのは、褐色の木目美しいクラシックなヴァイオリン。チカはそのヴァイオリンを取り出すと、顎と肩で挟み、左手を弦の上へ、右手に持った弓をそっと添える。 響く音色。 曲はシュンでも知っている、バッハの弦楽器組曲第三番――G線上のアリアだ。チカのイメージそのままの、ゆったりとした優しい音色。 演奏を終えると、チカは丁寧にお辞儀をした。楽器を降ろし、一堂を見渡す。 「こういう事なんです」 いや、どういうこと? 話が飲み込めないシュンに対し、しかし、周りのみんなはチカの言葉に納得したのか、一様に考え深げな顔をしている。耕一も頷きながら、なんだか困ったような表情。シュンには全く意味が分からない……。 仕方がないので、どうやら一番事情を知ってるらしいゼリスに聞いてみる。 「シュン。彼女の演奏を聞いていて、気がつきませんでしたか?」 「へ? いや普通にいい演奏だと思ったけどそれがどうし……イタタタタッ」 素直に感想を述べただけなのに、いきなりゼリスにつねられた。 「何すんだよ、もう!」 「誰が感想の口述を要求したのですか? 注目するべきなのは、彼女の弾いているヴァイオリンの方です」 「……シンフォニック・ヴァイオリン」 耕一が呟く。 「そう。彼女の弾いているのは本物のヴァイオリンではありません。神姫用にダウンサイジングを施したシンフォニック・ヴァイオリンと呼ばれるタイプの物です」 「どういうことだ?」 楽器に詳しい訳じゃないシュンにはよく分からない。その様子を見取って耕一が教えてくれた。 ヴァイオリンという楽器は、とても繊細だ。名匠が創った名器を再現しようと、技師たちの努力や専門家による研究が続けられているように、ほんの僅かな形の違いから大きさ、果てやニス、あらゆる要素がその音色に影響する。 そんなヴァイオリンという楽器において、神姫用のそれを創るには大きな問題があるのだという。 「神姫用のヴァイオリンは、小さ過ぎるんです」 ヴァイオリンのような弦楽器の音には、弦の長さや太さなどが密接に関係する。 仕組みは同じ弦楽器と言えど大きさが変わることで、同じ弦楽器であるヴィオラやチェロのように異なる音色を出す楽器となる。 神姫の大きさに合わせた弦や弓そのままでは、ヴァイオリンの音色を出すことは不可能なのだそうだ。 「ですから神姫用のヴァイオリンを作ろうとするならば、電子化によって音を再現するしか方法がないのです。シンフォニック・ヴァイオリンと、弦と弓の振動によって音を発するバロック・ヴァイオリンとの相違点です」 耕一の説明をゼリスが引き取る。 つまりはチカの持ってるヴァイオリンは、本物じゃなくてヴァイオリン型のシンセサイザーみたいなものってことか。 「別にストラディバリウスやグァルネリのような名器でなくてもいいんです。ただ一度でいいから、電子的に作られた音色じゃなくて、弦を弓でこすることによってメロディを奏でる……そんな本物のヴァイオリンを弾いてみたいんです」 顔の前で指を組み合わせながら、真摯にチカは言う。 シュンは納得した。楽器や音楽のことは詳しくないけれど、人間のヴァイオリニストがストラディバリウスを弾くことに憧れるように、神姫であるチカにとっては人間の弾くような、バロック・ヴァイオリンを弾くことが夢なんだろう。 ふと気がつけば、さっきまでは晴れていた空はいつの間にかどんよりした雲に覆われていた。 やれやれ。どうやらチカの相談事は、一筋縄じゃいかないぞ ▲BACK///NEXT▼ 戻る
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初回ログイン 無料パーツプレゼントKONAMI IDを作成し、武装神姫(バトルロンド・ジオラマスタジオ問わず)に最初にログインした時点で以下のアイテムがプレゼントされます。 忍者型フブキ 一体 忍装備 一式 武器「忍刃鎌“散梅”」 腰装備「忍草摺“紫蘭”」 胸装備「忍装束“紫苑”」 急速バッテリー充電器 10個(使うとなくなってしまう消費アイテム) 武装パーツ試用チケット 3枚(使うとなくなってしまう消費アイテム) その他補足他の忍装備は アチーブメント を達成すると貰えます大手裏剣“白詰草”はアクセスコードを入力すると貰えますhttp //www.shinki-net.konami.jp/info/tgs2006rpt.html 公式ページhttp //www.shinki-net.konami.jp/battlerondo/start/campaign.html
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{ルーナと沙羅曼蛇} クリナーレとパルカと一緒に走り続けながら次の場所に向かう。 両足の血液循環が早くなり心臓もバクバクと動く。 肺は酸素を欲しがりフル活動。 ヤッベェ、もう疲れてきちまったぜ。 「お兄ちゃん!あのシャッターて、もしかして!!」 パルカが言う先を見ると廊下の右側に大きなシャッターがあった。 パルカやクリナーレと同じ形に大きさも同じ。 違うと言えばデカデカと、シャッターに『Two』と書かれていたぐらい…。 いや、違う! シャッターが開いている! これはいったい何が起こったのだろうか。 俺達が来る前にシャッターが開いてるという事は…まさかすでにルーナは破棄されたのか!? クリナーレとパルカを援護させながら俺はシャッターに向かって走り中に入る。 「ッ!?…ヒデェ…」 シャッターの部屋の中は酷い惨状だった。 人間の死体がテンコ盛りだったのだから。 ある死体は内臓を地面にブチ撒き倒れていたり、またある死体は手足が無かったり頭が無かったり。 他にも酷い死体は腐る程あるが、これ以上の説明は不要だ。 しかしこれはいったい誰がヤッたのだろうか。 ウッ、あまりにもグロテスクだから気持ち悪くなってきた。 「あたしがヤッたんですわよ、ダーリン」 「その声はっ!?」 突如声がしたので聞こえた方向を見ると、そこには二刀のレーザーブレード持った血塗れのルーナがいた。 よかった…無事だった。 でもまさかルーナがこの死体の数分をヤッたというのか。 本人はそう言ってるし…本当にブッ殺したのだろう。 いや、これは『殺し』というより『皆殺し』『残虐』『殺戮』と言った方が正しい。 武装神姫一体でここまで人間を殺す事が出来るのは無理ではないのだろうか…。 やはりツバァイとしての能力かもしれない。 これでルーナが今までバトルした時に余裕綽々で闘えていた事に納得がいく。 でもここで一つ疑問が起きる。 クリナーレ、パルカと同じく拘束されていたはずだ。 いったいぜんたいどうやったのだろうか。 「あたしはシャドーと同じ能力がありますの。レベルは中の下ですが」 「シャドーと同じ…あ、そういう事か!」 ルーナに言われて解った。 シャドーというのはシャドー=アンジェラスの事で、能力が同じという事はネットワークシステムを支配できるという事になるのだ。 シャドーはそーいう能力があるのは知っていたが、まさかルーナにも出来るとはな。 そしての能力を使って自力で大きな試験官から脱出し、敵である人間を殺しまくったということだ。 「お前、滅茶苦茶に強いんだな」 「アインお姉様に比べればこの程度、ヒヨッコ並みのレベルですわ」 俺は右手の手の平にルーナを乗せて近づける。 血塗れになっている体を左手で拭き取ろうとしたら、ルーナが人差指に抱きついてきた。 「おいおい、抱きつかれた吹けないだろうが」 「嬉しいんですわ。ダーリンがあたしを助けに来てくれた事が…」 「当たり前だろ。それにクリナーレやパルカもいるぜ」 「あら、それは朗報ですわね。アンジェラスお姉様は…まだのようですわね」 そりゃそうだ、まだアンジェラスを助け出していないのだから。 でもこれで三人目を助け出すことができた。 しかもアンジェラスの次に強いルーナだ。 これでアンジェラスの所まで難なく行きそうだぜ。 「それは期待できなそうですわ、ダーリン」 「えっ!?それはいったいどいう」 俺が言い切る前に突如とルーナの姿消えた。 そしてルーナが消えた同時に後ろから人間の叫び声が聞こえた。 声が聞こえた方角はシャッターの外。 俺はすぐさまシャッターの部屋から抜け出す。 すると。 「沙羅曼蛇の舞!」 <…燃やし…尽くす> ルーナが武装した人間を燃やし殺していたのだった。 沙羅曼蛇の舞とは、使用者の神姫の周りに炎渦が取り囲み、神姫そのまま状態で蛇のように突進し、敵を斬刻む攻撃。 さらに火炎の炎によって敵を斬刻むだけではなく火傷させる自動追加攻撃がる。 通常攻撃の場合はある程度相手距離を保ちつつ、隙あらば一気に敵の懐に飛び込み近接攻撃する。 因みに剣を振るたびにレーザーみたいな炎が飛び出すので飛び道具としても使える。 ただしこのワザはかなり体力を消耗をするので普段は使わない。 でもルーナはなんの躊躇い無く攻撃した。 しかも人間に対して。 攻撃を受けた人間は死ぬか炎によって燃えながら焼死していく。 ウッ、人間の体が焼けた匂いが鼻につく。 イヤな匂いだぜ。 ていうか、いつのまに沙羅曼蛇を装備していたんだよ。 消えると同時に俺から奪ったとしか考えようがないがな。 「…フゥー。これであらかた片付きましたわね」 「ルーナ、お前…」 一息をついてるルーナに近寄るとルーナは苦笑いした。 「あたしは簡単に人間を殺すことができる神姫ですわ…気持ち悪いですよね…」 俯き悲痛な声だった。 どうやら俺が人間を殺す神姫が嫌い、だと思っているみたいだ。 いつも人をチョッカイだして笑うルーナがこんな風になるんなんて。 心境的に辛いのだろうか。 でも俺が応える言葉はハナッから決まっている。 「ルーナはルーナだ。例え人間をブッ殺す神姫だろうが、俺はルーナの事が好きだ」 「ダーリン…」 「それにシャドーみたくむやみやたらに人間を殺さないだろ。ちゃんとした常識があるんだからルーナの事を嫌ってりしないぜ」 俺は右手をサムズアップして、いつものニヤリ顔をルーナに見せる。 するとルーナは俯きから顔を上げて。 「あたしはダーリンにこんなにも愛されて…幸せ者です!さぁ、行きましょっ!!アンジェラスお姉様がいる所へ!!!」 ルーナが元気よく先導する。 どうやらルーナはいつも通りのルーナに戻ったようだ。 そして俺は戦闘に疲れきったクリナーレとパルカを胸ポケットに入れルーナの後を追う。 後は残り一人! 待ってろよ、アンジェラス! 「(c) 2006 Konami Digital Entertainment Co., Ltd.当コンテンツの再利用(再転載、再配布など)は禁止しています。」
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第五話 「ふぅ、どうにか侵入成功っと」 電脳空間の通路の一つにアカツキはレーザートーチで穴を空けるとそこから侵入した。 彼女の侵入した第一サーバーの保安隊は現在大量発生したワームプログラム-実は優一が陽動のために仕掛けた物だった-に対応すべく、最低限の戦力を残してほぼ全てが他のサーバーの応援に出向いていた。 「マスターの陽動も限界が有るから早いこと済ませないと」 今回、アカツキはフル装備状態で出撃していた。推進器系とライトセーバーはいつも通りだが、両手にはビームライフルを持ち、腰部後方にはサブマシンガンとハンドグレネードを装備している。シールドも念には念をと言うことで伸縮式を持ってきた。 通路の突き当たりに一体のアイゼン・ケンプがいる。どうやらそこにデータバンクがあるようだ。アカツキはビームライフルにサイレンサーを取り付けると狙いを定め、引き金を引いた。 パシュン。 周囲に聞こえるか否かの銃声が通路に響き渡る。粒子ビームはコアユニットを正確に貫き、アイゼン・ケンプは沈黙した。 その直後、優一から通信が入る 《もしもしアカツキ、俺だ。その扉は暗証番号を入れるタイプだな》 「開けるのにどれぐらいかかりますか?」 《3桁数字が十種類だから総当たりで一千通りで・・・、早くて45秒だな》 「最短でそれって、もっと掛かるかもしれないってことですか?」 《できる限り急ぐ。それまで持ちこたえてくれ》 「いたぞ、侵入者だ!!」 ワームの撃退を大体終わらせたらしく、戻ってきたアイゼン・ケンプの集団がアカツキに発砲してきた。彼女は寸前で身を翻して物陰に隠れるとその横を銃弾が通過し、扉に着弾した。 《しめたぞアカツキ、この方法なら10秒で開く。やり方は・・・ゴニョゴニョ・・・》 「危険すぎる気も・・・。わかりました」 そう言いながら左手のビームライフルでアカツキは反撃する。 ヘリオンも負けじとSTR-6ミニガンやリニアライフルを撃ち返してくる。 《アカツキ今だ!!》 「了解です!!」 ハンドグレネードだけでなく、プロペラントを扉の前に置き、相手の発砲に合わせてアカツキもビームライフルを撃つ。 するとグレネードによってプロペラントが誘爆し、通路に爆風が広がる。 それによってヘリオン隊は消滅し、扉も破壊される。 《成功だ、この騒ぎを聞きつけて他の連中もこっちに殺到すると思うから早くデータをこっちに》 「わかりました、すぐに作業に入ります」 アカツキはデータの転送作業に入り、その間に優一は広範囲での索敵に取り掛かる。 「マスター、作業を始めた時から気になっていましたが、何も来ませんね」 《確かに妙だな。防衛プログラムの一体や二体、来てもおかしくは無いんだが・・・、まあいいや。アカツキ、こっちの外付けハードに詰めるだけ詰め込んでくれ。うん?アカツキ、後ろだ!!》 「え?きゃあぁ!!」 不意に足下で爆発が起こる。何者かからの攻撃と悟ったアカツキは入り口の方に目をやるとそこに、一体の神姫が立っていた。 素体はツガルの物を使っているが、付けている武装は違った。 脚はツガルのデフォルト装備とは違い、ほっそりとしたシルエットを描いている。背中の2枚の翼はおそらくはフライトユニットだろうか、右手には銃身が流線型のライフルが握られている。 目はどことなく虚ろで口元には薄笑いが浮かんでいるようにアカツキの目には見えた。 《どうして、最新鋭のシュベールトタイプをカタロンが・・・?気を抜くなよアカツキ》 「了解です、マスターはバックアップを」 《神姫は良くてもマスターはダメダメみたいだなぁ、ソフィア後は適当にやっとけ》 「わかったよ、ご主人様」 ソフィアと呼ばれたその神姫はライフルの先から銃剣を繰り出すと、腕に対して垂直に持ち替えて突進してきた。 アカツキもライトセーバーを抜刀すると真正面から受け止め、鍔迫り合いとなる。 その状態でソフィアがアカツキに話しかけてきた。 「ハァイ、貴女が今回の獲物ね?しかもCSCなんてオモチャを載っけてるお嬢ちゃんなんて、無謀極まりないわね。CACを使っている私とどっちが強いかしら?」 「「ハードの強さが全てじゃない、戦術やコンディションで結果はいかようにもなる」ってマスターは言ってました!!」 「そんなの、勝てないヤツの言い訳にすぎないわよ。前置きはさておき、貴女もバラバラにしてあげるわ!!」 「くっ、なめるなぁ!!」 アカツキはライトセーバーで押し返すとソフィア目がけてビームライフルを撃つ。 しかし見切られていたらしく、身をひねってかわされ、逆にライフルで反撃される。磁力で加速した弾丸がシールドに着弾し、表面で爆発する。 「こいつめぇ!!」 今度は左手にサブマシンガンを持ち、ほんの僅かだけ時間差を開けて発砲する。 だが、これも左腕のディフェンスロッドでガードされる。 「どれくらいの腕か試させてもらったけど、興ざめね。壊れなさい」 ソフィアがいきなり急上昇すると、上空で回転して自らの全体重を銃剣に乗せてアカツキ目がけて急降下した。 アカツキは咄嗟にシールドを掲げて防ごうとするも、その勢いは止めきれなかった。 まずシールドの表面に亀裂が走ったと思うとメキメキと音を立てて割れ始め、それを貫いて銃剣の刃が左腕に到達し、さらに切っ先が胸部に大きな傷を付けていく。 「うぐあぁぁぁぁぁぁぁ!!」 「あ~ゾクゾクするぅ、この瞬間が一ッ番カ・イ・カ・ンなのよねぇ。さぁ、もっともっと私に声を聞かせてちょうだい」 倒れたアカツキにソフィアは容赦なくライフルを撃ってくる。 肩に、脇腹に、脚に、銃弾は全て命中しているが、どれも致命傷を避けられている。まるで昆虫の体のパーツを一つずつ胴から引きちぎって殺していくかの様に。 「ぐぅう、ぎゃぁぁぁ!!」 「はっはっはっはっは、何がMMSだ、何が武装神姫だ。所詮は人形じゃないか。欲望の受け皿になって、オーナーの都合ですぐに捨てられる、愛玩動物の方がよっぽど幸せだよ!!」 《こいつ、腐ってやがる・・・。離脱しろアカツキ、スモークを焚いてその隙に俺が空間に穴を開けるからそこから脱出するんだ!!》 「わかりました!」 そう言ってアカツキはバイザーの横に付けたスモークディスチャージャ ーから煙幕弾を発射する。 部屋全体に白い煙が広がり、それが晴れるころにはアカツキの姿は無かった。 《逃がしてしまうとは、使えない奴め。帰ったらお仕置きだ》 「ごめんねご主人様、役立たずで」 「大丈夫か!?しっかりしろアカツキ!!」 アカツキの回収を確認すると優一はすぐさま彼女をメンテナンス用のクレードルに移す。 「あ・・・、マスター・・・私・・・」 多少なりとも回復したのか、アカツキは目を開けた。かなり憔悴しているらしく、その目には陰りがあった。 「安心しろ、任務は成功だ。それとアネゴにはしばらく依頼を持ってこないよう言っておく。リベンジをしたい気持ちもわかるが、相手は軍用神姫だ。今はゆっくり休め」 「はい、ありがとうございます」 その日の夜中、クレードルの上でアカツキは静かに泣いていた。 「うぅ、勝てなかった・・・。マスターの・・・力になれ・・・なかった」 シュベールトの装備を身に纏ったツガルタイプの神姫・ソフィア、CACを搭載していたとは言え、ツガルそのものは比較的古いタイプだ。それなのに最新鋭のアーンヴァル・トランシェ2の自分が負けた、それが悔しかったのだ。 アカツキの目に再び涙が溢れてくる。彼女が泣き疲れて眠りに就いた時には丑三つ時をすでにまわっていた。 第六話へ とっぷへ
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{どうでもいい話し合いと、真面目な話し合い} アンジェラスの視点 ご主人様は愛車のスカイラインを運転してアンダーグラウンドに向かっています。 私はご主人様の右肩に座っているのですが…。 ちょっと車の中は居た堪れない空気になっているのですよ。 何故かと言いますと。 「ねぇーご主人様。今日はいったいどのようなご用件ですか?」 「………」 ご主人様は運転に集中しているのか、さっきから私が声を掛けてもうんともすんとも答えてくれないのです。 ズーッと無言でズーッとシカトです。 別に機嫌が悪いとかじゃないと思うのですが…何かこぉ~、考え事をしているような感じですかね。 今はそれだけの事しか考えられないみたいなぁ。 ご主人様がこんな感じになってしまった原因は、あのアンダーグラウンドの住人、ご主人様が言う通称オヤッさんその人である。 帰宅したご主人様は私とまた煙草の事で口論してる途中、オヤッさんから電話がきて、ご主人様が電話に出てのですが。 電話している時間が経つごとにご主人様の顔は厳しくなり真剣な表情に変わりました。 そして電話が終わった後の私に向けられた言葉が一言、『行くぞ、アンジェラス』です。 電話の内容も何も言わずに家を出るご主人様に私は『はい!』としか言えず、付いて来ましたのが今の状況に繋がる訳です。 車を走らせるご主人様は無言で前を見続ける。 私はそんなご主人様の顔を見る事しか出来なかった。 そうこうしている内にアンダーグラウンドの町に入りご主人様は駐車場に入る。 駐車場の適当な場所で車を止めて車から出る。 その時でした。 ご主人様が低い声で私にこう言いました。 「これから起きる事は何事にも驚くな。後、俺の命令に絶対に従えよ。解ったな?」 「は!?はい!」 その時のご主人様の顔は怖かったです。 いつも苦笑いしたり、ニヤつきながら私を褒めてくれるご主人様じゃなかった…。 まるで別人のようでした。 顔はご主人様でも違うご主人様みたいな…。 冷酷で人間の感情が無いよな感じ。 「解ったのならいい。今から一言も喋るな。黙って俺について来い」 無言のまま私は頷いた。 するとご主人様は私を一瞥してから駐車場から出た。 アンダーグラウンドを歩き数分。 神姫センターが見てきました。 今日はここに行くのでしょうか? 確認したいのですけれど、ご主人様は私に『一言も喋るな』と言ったので喋る事が出来ません。 …いったいご主人様はどうなちゃったでしょ。 あ、神姫センターを横切りました。 今日はここに用は無いみたいです。 じゃあ何処に行くんだろう。 そして更に数十分が経ちました。 ご主人様は一つのバーに入りました。 お酒を飲む場所とデータでは知っていますが…。 私が実際に見たバーとデータで理解していたバーとは全然違いました。 やっぱり実際に行くのとデータだけでは、経験値が全然違いますね。 「お、時間通りに来たな。おーい、閃鎖ーこっちだー」 「………」 通称、オヤッさんの人が一つの卓上のテーブル近くの椅子に座っていました。 左右に二人づつ座れる場所です。 そしてそのテーブルの周りにグルリと円状に囲んだ怖い男の人達がズラリといました。 チンピラとかヤクザの名がつきそうな人達ばかりです。 ご主人様はそんな人達の間を入ろうとすると男の人達は十分に歩けるスペースを作り退く。 まるで歓迎されているような感じ。 それと同時にご主人様がその間を抜けると逃げられない様にがっしりと周り固める。 正直、もう私はビビッています。 「まぁ掛けて下さい」 「…はい」 オヤッさんの反対側に座っていた二人のいかついオジさんが態々立ち上がり座る事を勧める。 ご主人様は低い声で答えオヤッさんの隣に座っり、いかついオジさん達も同時に座る。 ご主人様は両手をポケットに突っ込んだまま。 礼儀がちょっとなってないと注意したいですが、今は喋っちゃいけません。 といいますか、こんな張り詰めた空気の中で喋りたくありません。 「さて、役者が揃った所で話しを始めますか」 一人のいかついオジさんが先に喋りだしました。 「まず今回、閃鎖さんをお呼びにしたのは我々の不始末を言いたかったわけです」 「どのような不始末ですか」 オヤッさんはご主人様の代弁をしてるように答えた。 「まずこれを見てください」 もう一人のオジさんが頑丈そうなアタッシュケースを取り出してきて中身を見せてくれました。 中身に入っていたのは、数枚の何かのリストみたいです。 ご主人様は無言でそのリストを全部受け取り目をとおす。 私もご主人様の右肩にズーッといるのでついでに見せてもらい、そしてすぐにその紙に書かれてるリストがなんなのか分かりました。 この紙は記されてる内容はすべて武装神姫の違法改造武器です。 しかも武器の全ての製作者覧がご主人様の『閃鎖』という名前で埋め尽くされていました。 「見ての通り。我々も色々な事に手を出して仕事をしている訳ですが…今回、この武装神姫で一つ閃鎖さんにご迷惑をかけてしまった。おい、アレを」 「はい」 命令したオジさんがもう一人のオジさんに命令し、次は海外旅行で行くときに使われる大きなハードケースを出してきました。 そしてハードケースを開けると。 「ン~~~~!?!?」 一人の男の人が両腕両足を頑丈な紐で縛られて口には叫べないようにガムテープが張られています…パンツ一丁の姿で…。 「うちの者です。こいつは自分が儲けるように無断で閃鎖さんの商品を無断で売り捌いていたんだ。オマケにうちの島ならともかく、他の島で売ってやがった」 「おかげで、他の島の連中達が怒ってうちの組にけしかけてきて大変でした」 「治まりはついたのですか?」 今度はオヤッさんが冷静沈着に言う。 いつも見ていたオヤッさんも別人を見てるようです。 「そこら辺はご心配なく。うちの組がそれなりの金額を譲渡したので。赤字なのは変わらないが…」 「そうですか。ではこいつをどうするんですか?」 「この者の処分は閃鎖さんの言葉で決まる。生かすのも殺すのも閃鎖さん次第です」 「………」 ご主人様はバサッとリストされている紙を全て机に置き煙草に火をつけた。 「…そのゲス野郎にチャンスを与えてやる。だが、もし次にヘマしたら命は無いと思え、と言っとけ」 「生かしておくのか?」 「人間、一度は欲に負ける事がある。けどもう一度同じ過ちを繰り返したらそいつは学習能力が無い訳だ。そんな人間は生かしとく必要は無い。この町で生きていくには学習が必要な事だからな」 「そうか。閃鎖さんがそう言うなら分かった」 「これで俺の用事は済んだか?」 「いや、もう一つある。この件でうちの懐が少し寂しくなっちまったものだから、少し閃鎖さんの商品を取り寄せをしたい」 「なら、オヤッさんに言ってくれ。俺は開発者なのでね。帰ってもいいか?」 「そいう事ならもう結構です。この度は申し訳なかった」 「気をつけて仕事してくれよ」 そう言ってご主人様は立ち上がり店をでようとした。 「おまえら閃鎖を送れ」 「いい、一人で帰れる。後は頼むぜ、オヤッさん」 「おう、任しとけ」 そしてご主人様と私は店を出た。 …。 ……。 ………。 ご主人様の車に乗って数分が経ちました。 丁度、アンダーグラウンドの町から出た頃です。 その時でした。 「今日は悪かったな」 「エッ?」 ご主人様が私に話してくれました。 最初みたく冷酷な声ではなく、温かみがある声でした。 「なんとなく…解ったろ?俺が今日、お前にきつく言った言葉がなんなのか」 「はい…。でもなんであんな風に言ったのですか?」 「その言い方だと、まだ少し解ってないみたいだな」 煙草に火をつけ運転席側の窓を全開にするご主人様。 煙は車から外に出て消えていく。 「お前には必要だと思ったからだ。俺が今どいう立場にいるのかちゃんと理解しているのかな…てな」 「立場?」 「そう。お前、もし俺がなにも言わずにあんな所に行ったらどうしてた?」 「それは…多分、ご主人様を止めて無理矢理にでも連れて帰ろうとします。ご主人様にはなるべく普通の生活して欲しいですし」 「…はぁ~。やっぱりそんな事かぁ」 溜息を吐き煙草を右手で持ちながら運転する。 「アンジェラス。俺はな…普通の大学生、天薙龍悪の顔をと今日見せたヤクザと商売している閃鎖の顔を持っている」 「二つの顔ですか?」 「そうだ。それに俺はどちらかというとこっちの世界の住人に近い」 「そんな!?ご主人様は普通の人です!」 「ヤクザと仕事上関係をもってる奴がか?」 「………」 「おやおや、黙まりか?中臭い設定だが、残念だけどこれは現実だ」 私は衝撃の事実を知ってしまい俯く。 まさかご主人様は表の世界の住人でもあって裏の住人でもあるという事に。 今はまともにご主人様の顔を見る事ができません。 「幻滅したか?嫌いになったか??別に俺は構わないぜ。今日はあえてお前を連れて来たんだ」 「…あえて…ですか?」 「あぁ。アンジェラスには俺の全てを見て欲しかったんだよ」 「全て…」 私はやっとの思いで顔を上げご主人様の顔を見れた。 ご主人様の顔は苦笑いしていました。 「なんて言えば良いんだろうなぁ?アンジェラスなら俺の秘密を教えてもいいかな、と思っちゃうんだ。上手くは言えないが多分俺はお前に心を許してるんだろうな」 「私だけに心を許す…それってつまり」 「んぅ~、まぁそのなんだなぁ。俺にとってアンジェラスは特別な存在というか信頼し合える者同士というか…あーもうなんて言えば解らん」 「そうですか。私だけが、ご主人様と特別な関係を持っているのですね!」 「そいう事にしといてくれ。だぁー、なんか恥ずかしいぜ」 「クスクス♪」 私は笑いました、心の底から。 嬉しい気持ちでいっぱいです。 だって、ご主人様から『お前だけに心を許す』なんて言って頂けたのですから。 これで私はまた新しいご主人様の姿を見れました。 もっと色々なご主人様が見てみたいです。 「笑うな。ガチで恥ずかしいんだから!」 「クスクス♪すみません。でも嬉しくて…クスクス♪」 「だから笑うなって!」 そう言うご主人様も笑っているじゃないですか。 さっきまで気まずい雰囲気だったのに今はお互いを理解しあって笑っている。 嫌な一面も見てしまいましたが、今日はまたご主人様との距離が近くなったような気がします。 ご主人様、私はいつでもご主人様と一緒ですよ。 今日からまた一つよろしくお願いしますね、私が大好きなご主人様♪
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ページの最後にエンドマークを打つ。 「・・・どーぉにか間に合ったか。」 例によってまた徹夜。窓から差し込むのは黄色い日差し。 軋む体を思い切り伸ばした。 ごきっ 「おほ、いい音♪」 「・・・『いい音』じゃねぇだろ。アホか。」 可愛らしいが、なんともガラの悪い声が背後から聞こえた。 誰かは知っているので、あえてそちらを見ずに返す。 「起きてたのかジュリ。」 「あぁ?あんだけ近くで負のオーラじゃんじゃか撒かれてンのに、暢気にぐーすか寝てられっか。死なすぞボケ。」 本心かどうかは別として、どこでそんな言葉遣い覚えて来るんだかなコイツは・・・ 思いながら振り向けば、足元に15センチほどの女性型の人形。・・・いわゆる『武装神姫』が仁王立ちしていた。 彼女の名は『ジュリ』。本当は『ジュリエット』にしたかったのだが、ジュリ曰く「サムライの名前じゃねぇだろ。少しは脳使えナス」ってんだからまぁ仕方ない。 大して変わらんと思うんだが。 一応は侍型と言うだけあって、黙って立ってればキリリとした和風美人だ。 黙って立ってれば、な。 「・・・なんか今失礼なこと考えなかったかコラ?」 「なんも言ってねぇだろうが。にゃー共はどうした?」 「『修羅場中の慎の字は教育上悪いから』って浩子姐さんが連れてったよ。パットとアイリも一緒だ。」 「・・・・・・お前も教育上どーかと思うけどな。」 ぼそっと言ったらすげぇ目で睨まれた。地獄耳め。 「とりあえず浩子サン起こしてきてくれ。原稿上がったって。」 「ん。慎の字は?」 「飯作ってくる。どーせにゃー共も一緒だろ。あいつらの分も用意せにゃならんしな。」 「わかった。・・・あんま無理すんなよ?」 ホンの一瞬、気遣わしげな表情を浮かべたジュリに気付かないフリをして手を振る。 ついこないだ風邪でぶっ倒れた時の事は、まだ記憶に新しいのだろうか。 えらい心配かけた気はするが、治った翌朝蹴りが飛んできたので、まぁチャラだ。 台所で包丁握って十数分後。 「あー。いいにおーい。」 「にゃー」 「にゃー」 「にゃー」 亡者が4匹現れた。 「居間で待ってろよお前らー。もうすぐ出来っから。」 「えー。お腹空いたよー。我慢できないよー。ねー?」 「「「にゃー」」」 「・・・まぁなんでもいいから頭直してこいよ浩子サン。ぐしゃぐしゃだぞ」 「えー。めんどーい。」 この目の前で寝癖満点の頭したお姉さんは『緋上浩子』サン。俺の担当編集者で、美人で子供の頃からの近所の幼馴染で年上で未婚。 表ではデキる女を自称するだけあって、切れ者に見えるが・・・ ご覧の通り、素はえらい子供じみていて、かつ寝起きは悪い。 彼女の腕の中にもまた小さな人影がみっつ。 猫型神姫の三つ子だ。 名前は『ノゾミ』『カナエ』『タマエ』。付けたのは浩子サン。 区別がつかんのでそれぞれの腹にそれぞれの名前を書いてある。 浩子サンには「神姫虐待よっっ!」とか言われたが、当人達はむしろ気に入ってるらしいので問題はない。 「にゃー」 「にゃー?」 「にゃー!」 「「「にゃー♪」」」 別にこいつらはわざとこう話してるワケじゃない。「にゃー」としか言えないのだそうだ。 詳しいところはよく解らなかったが、どうも俺が拾う前のマスターに変な改造を施されたとかなんとか。 実はこう見えて、かなり頭が回るので侮れない。 ウチにある本を、俺の趣味のラノベから参考程度にナナメ読みで放置してた学術書まで片っ端から読破しやがった。 おかげで偶に辞書代わりに活躍してくれる。 「・・・あぁあ、こちらにいらしたのですかぁ。家中探し回ってしまいましたよぅ。」 よたよたと更に一匹追加。 「あ、ごめんねパトリシアちゃーん。寝てたから起こすのも悪いと思ってー。」 「・・・だったらせめて居間まで運んでやれ。三匹も四匹も手間は変わらんだろうが。」 ふらふらとへたり込んだのは、天使型神姫。名を『パトリシア』。 初期不良品で、空間認識に欠陥があるらしく、ぶっちゃけ空を飛べない。 「はふぅ・・・大家さぁん。疲れましたぁ。」 「大家言うな。どんだけ迷ってたんだお前。」 「えぇとえぇと・・・」 「いいから居間に行って待ってろ。」 「はぁいぃ。」 「っていきなり逆だ!そっち玄関!」 しかも方向音痴のオマケつきと来た。 我が家は祖父譲りの平屋建て。実質住んでる人間は俺一人だというのに、多分3~4人でもちと広い。 そのせいか、よく迷ってへたり込んでいるのを見かける。 まぁ、人間じゃないとはいえ住人もそこそこいるから、大事になったことは無いけどな。 もっとも、そのおかげでウチは一部で『神姫長屋』とかあんま有難くない渾名で呼ばれてるそうだが。 「ほら浩子さんも。あいつ一人じゃ心配だ。」 「はーい。じゃ、行こっか」 「「「にゃー☆」」」 猫どもめ。流石に名付け親相手だと素直に言うこと聞きやがる。 更に数分。いい感じに魚が焼けてきたところでどたどたと足音が・・・ だんっ! 「ご隠居おぉおおっっ!!」 誰がご隠居だ誰が。 駆け込んできたのは我が家の神姫6匹目。砲台型神姫の『アイリーン』。 「ご隠居はやめれっつってんだろーが。毎度毎度家壊す気かお前は。」 「知るかっ!それよかジュリ姉どこっ!」 何故か怒っていて何故か完全武装してて何故か鼻の下に綺麗なカールのドジョウヒゲ(@マジック描き)。 バイザー降ろしてるから解らんが、恐らく額にはえらく達筆な『中』の一文字(@マジック描き)があるんだろう。 また寝てる隙に悪戯されたのか。 アイリが怒りに任せてばっしんばっしん柱を叩く度に、冗談抜きで家が軋む。 どうもコイツは腕力にリミッターがかかっておらず、危険視されて廃棄処分となったところを逃げてきたらしい。 元は闇バトルに出ていたとか言ってたが、どこまで本当なのだか・・・ 「あー。ジュリのあほたれだったら・・・」 やれやれ。一仕事終わったというのに・・・寝るのはしばらく後になりそうだ。 あ?あぁ失礼。申し遅れた。 俺の名前は『都竹慎之介』。 デタラメに嘘くさいが本名だ。物書きをやっている。 頭に「売れない」って冠詞が付くのが、まぁアレだが。 まぁそんな感じで、今日も長屋住まいの連中との騒がしい日常が続いていくのだ。 正直、疲れるけどな。
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凪さん家の十兵衛さん 第五話<殺戮の歌姫> 闇、漆黒の空に木霊するは、妖しき姫の歌声。 今日もまた、歌に魅了され己を無くした者達が、残酷な舞踏を披露する。 光、漆黒の空を貫くは、地獄から来た悪魔の咆哮。 それは不幸の鎖を食いちぎる者、その左目に輝くは、紅き決意の灯火。 「第一、第二小隊は第三小隊の活路を開け!第四、第五小隊は第三小隊の援護!なんとしても奴を倒すんだ!」 『ラジャー!!』 薄暗いワゴン車の中、モニターの光だけが車内を照らす。画面には無数の神姫の姿が映し出されている。 「今日で終わりにしてやる…」 そうつぶやき、眼鏡を光らせたのは、あの男。 ある日友人が持ってきた無残な神姫を、神姫への愛と己の技術を総動員して直し、後に伝説なる証、 左目の眼帯を与えた男。黒淵 創(くろふち はじめ)だ。 痩せ型の長身、だが適度に整った筋肉と顔立ちによりひ弱さはまったく感じられない。 「当たり前だ、創。今日で終わらせる!」 とその仲間が言う。 「あぁ、そうだね。…ミーシャ!他の奴には構うな!今は目の前の元凶を倒すことだけを考えるんだ!」 「了解マスター!行くよ!皆!」 マスター、私はいつも「ご主人様」と呼んでいる。 しかし戦闘時だけはマスターと呼ぶことにしている。 『ラジャー!』 と勢いを増した第三小隊の面々は一目散に目標へ向かう。 中央に位置するは創の武装神姫、天使型のミーシャ。その左右に控えているのはヴァッフェバニーだ。 これは本部より貸し出された神姫である。よって、決まった名前は無い。 今回の場合はツヴァイ3、ドライ3と呼ばれている。第三小隊の二番、三番機の意だ。 「マスター!目標を確認!情報通り天使タイプです!」 「よし!敵は手ごわいぞ…!慎重にな」 「了解!」 「おい!大丈夫か!シン!!おい!…くそ…第一小隊…全滅を確認…」 「くっ!」 「なんだ!?」 「敵の勢いが増しています!このままでは!」 予想をはるかに超えた軍勢がこちら側の神姫達に迫る。 「ミーシャ!!」 「了解マスター!」 私は今回の作戦の最優先目標にロックを合わせる。 今回の戦闘で、破壊許可が下りているのはあの大元の神姫のみ。 他の神姫は操られている神姫だ。中には非戦闘用の神姫もいる。 そう、神姫といっても大きく二つに分けることが出来る。 神姫と「武装」神姫だ。元々神姫と呼ばれる十五センチサイズのフィギュアロボは戦闘用ではなかった。 ただ純粋に人間のサポートをするために生み出された存在。 しかしある時…神姫に武装を施し、競技として戦闘行為を行うマスターが出てきた。 他の神姫のマスターもその競技と称した戦闘行為に賛同し、参加した。 そうして拡大を続けた戦いは、バトルサービスという公式に認められしものとなり。正式にバトルサービス本部が設立されたのだ。 そしてその集大成となるのが、最初から戦闘行為を考えられて開発、誕生した私達「武装神姫」シリーズである。 そんな二種類の神姫達がたった一体の神姫に操られ、暴走している。しかしあくまで操られているだけの彼女らに非は無い。 よってなるべく無傷で元のマスターの元へ戻す必要がある。 それが本部からの通達だ。はっきりいってかなり難易度の高いミッションである。 敵となってしまった友人達は容赦無くこちらに攻撃を加えてくるのに、 こちらはそうするわけにはいかないのだ。 私達はそんな容赦無い攻撃を受け流し、耐え続けなければならない。 しかし時間が長引けば長引くほど私達が不利になる。よって迅速な行動が勝利の鍵。 「いけぇぇぇ!ミーシャぁぁぁ!」 仲間達の想いと供に私は空を翔ける。 「はぁ、はぁ…」 そうして私は対峙した…白き天使に。 「いえ、悪魔ね…」 その敵はにやりと微笑み 「あら、悪魔だなんてひどいわ…フフ…貴女と同じじゃ無いの…」 「形が同じでもその心は違う!絶対に!」 「そう…じゃあ身を心も同じにしてあげる…」 その笑顔が歪んだ。 「!?」 強烈な精神波が私を襲う。これが例の…ぐ…心が侵食されていく、頭の中が取り替えられるような感覚。 ぐちゃぐちゃにかき回されていく…今までの思い出…それがどんどん遠くへ行ってしまう… ぐ、そんなの…あぁ…い、だ…めぇ…。 「ミーシャ!!!しっかりするんだ!!」 マスターの声が聞こえる。 「マ、スタ…」 「ほら、ほらほら…早く楽におなりなさい…」 あ、あぁぁぁぁぁ!一層精神波が強くなる。 「ぐ…、うぅぐ」 「ふふふ、がんばるわね?でも貴女のお仲間さんはもう私の友達になってくれたみたいよ?」 「え、まさか…ツヴァ、イさん…ドライちゃ、ん…」 抵抗を続けていたヴァッフェの二体は無残な姿になっていた。 装備を剥がされ、目を刳り貫かれ、腕はもぎ取られ…しかしそんな外見になっても立ち上がり、そしてこちらに銃を… 「そ、そんな…ぁが!」 パァン…パァン… 銃声が無数に響く。さっきまでともに戦ってきた仲間の銃弾が私に牙を向く。 「ぐ!あぁ、ぐぅあ!」 「ふふふふふふ…」 天使の象徴である翼には穴が開き。装甲がはじけ飛ぶ。 「く、ぬぅ…」 「あら、まだ動けるの?強情な子…じゃあもっと痛い思いなさい」 そう言うとその白き悪魔はそっとミーシャに近づく。 「ぐ!?あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 途端、腹部に激痛が走る。そして背中から青白い閃光がはみ出し、貫いた。 「がは、ぐぅあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」 「ほらほらほらぁ…どんどん深く刺さっていくわ…ふふふ」 「ふぁ、ぁが…ぐ…」 意識が遠のく…も、もう駄目…ま、ますた…ぁ。 「さて、そろそろお遊びは終わ…?…ちっ…もうそんな時間?」 と、急に攻撃の手が止まる。腹部に突き刺されたライトセーバーはその凶刃の展開をやめ、セイバー発生部まで体内に入っていた状態から一気に引き抜かれる。 「ぐはぁっっっ!!がは…うぐ…」 私はその痛みに耐え切れず崩れ落ちる。そして 「ぐぁっ!?」 頭部に衝撃。白い悪魔が私の頭を踏みつけていた。 「ふん、運が良かったわね…でも次は…それとももう怖くて外に出られないかしら?」 「ぐ、う…うぅ」 私は涙を流していた。恐ろしいほどの恐怖、そしてその恐怖に負けた悔しさでだ。 「まぁいいわ…覚えておきなさい…私の名前はセイレーン…無垢な神姫を幸せの世界へと誘う女神…」 「がはっ!…セ、セイレーン…」 そう言うとセイレーンと名乗った神姫は私の頭部を踏み台に高々と飛び上がり、消えていった。 動かない体、目の可動範囲のみで辺りを見渡す。残ったのは装甲や武器の残骸だけ…神姫と呼ばれていた者達は一体として残されてはいなかった。くっ…連れ去られたんだ…。 「み、み…んな…」 私のせいだ、私がちゃんと出来なかったから皆が…。 「う、うぅ…う…」 私は泣いた…泣き続けた。遠のく意識の中で最後に見たのは走ってくるマスターの姿。 私を抱きかかえるマスター。 「…っかりするん…!みー…ゃ!!…―しゃぁぁ…ぁぁ!!」 私の意識はそこで途絶えた。 復帰したのは二十三時間後になる。 キュウン…センサー起動、視覚正常、全システムオンライン。 「う、うん…」 私は重いまぶたを開けた。 「ミ、ミーシャァァ!!!!」 「やったな!!」 「ミーシャさん!!」 目の前にはマスターいえ、ご主人様…それに凪 千晶様とその神姫、十兵衛ちゃんがこちらを覗いて 文字通り三者三様の反応を見せていた。 「ご、ご主人様…凪様…十兵衛ちゃん」 「「「ミーシャァァァ!」」」 「ふえっ」 ご主人様が私を抱き寄せる。 「良かった…本当に良かった…」 「ご主人様…」 「良かったです!ミーシャさん!!」 「おう、ひやひやしたぜ」 「ご、ご心配かけて申し訳ありませんでした…」 「良いんだよ!ミーシャさえ無事でいてくれたら!」 ご主人様はさらに私をすりすりする。 「あ、有難うございます…で、でも…」 そう言うとご主人様の表情が暗くなる。 「ミーシャ…うん、そうだね…」 「皆は、皆はどうなったんですか!!」 「…残ったのは…ミーシャ…君だけだ…」 「そ…そう…ですか」 信じたくなかった。でもそれが事実…。 「ミーシャさん…」 「………」 そうしてご主人様は私を机の上にそっと降ろす。 「なぁ…凪…」 凪様の方を向くご主人様。 「ん?…なんだ?」 「…僕は、なんとしてもあの違法神姫を食い止めたい」 「あ、あぁ…そうだな…危険だなぁ…」 「頼む!!十兵衛ちゃんの力を貸して欲しい!!」 と頭を下げるご主人様。 「…」 無言の凪様 「え…」 驚き、口に手を当てる十兵衛ちゃん。 「ご、ご主人様…?」 「分かってる!自分が何を言ってるかは重々承知だ!でも頼れるのは十兵衛ちゃんしかいない! あの神姫に対抗できるのは遠距離攻撃、それも超遠距離攻撃法を持った十兵衛ちゃんだけなんだ!! 頼む!!僕の友人達の神姫を救いたいんだ!!」 部屋の中に静寂…音で表すなら、まさしく「シーン」が相応しい。 「言いたい事はそれだけか?」 「…」 凪様の言葉は重く冷たい。 「確かにお前には感謝してる…。十兵衛の恩人だし、他の事だったら快く受けただろう 。でもこれは違う。十兵衛が今まで体験してきた地獄…それをしろと言ってるのと同じだ…」 「…」 そう、話によれば十兵衛ちゃんの前身は地下の違法バトル出身の神姫だという。そこで培ったスキルと眼帯に内蔵された超高性能カメラを駆使し、 この前の新人戦では新人の名に相応しくない圧倒的な強さを見せて優勝していた。 しかし十兵衛ちゃんはいつしかその地下での戦いを拒むようになり、ついに逃げ出したのだ。 「それに…」 「…」 「頼む相手が違うぞ」 「え…」 「戦うのは俺じゃない、十兵衛なんだろ?確かに俺はどちらかと言えば反対だ。 でも俺は十兵衛になら出来るんじゃないかと心のどこかでそう思っている」 「マスター…」 「だから…頼むなら十兵衛に頼め!俺は十兵衛の意見に合わせる…」 と背を向かれてしまった。 「凪…」 「マスター…」 「十兵衛ちゃん…」 「はい…」 「君の答えを聞かせてくれ…もちろん無理をする必要は無いし、君一人を戦場へ向かわせるつもりも無い…」 「黒淵さん…」 「…」 しばし静寂…。そして十兵衛ちゃんが口を開いた。 「良いですよ、やりましょう」 「じ、十兵衛ちゃん…」 「マスター!私やります!私もこれ以上皆が…ミーシャさんがこんな目にあうのは見たくありません! それに私にしか出来ないなら!私がやるべきなんです! 私はこれまで地下で何体もの神姫を文字通り葬ってきました。 その罪を償うわけじゃありません…でも…せめて …せめてこれ以上!神姫達やマスターの方々に悲しい気持ちになるのを黙って見ていたく無いんです! お願いします!マスター!私に戦わせてください!」 十兵衛ちゃん…なんて勇敢な…その表情からは揺ぎ無い圧倒的な決意が見て取れる。 「…」 凪様は静かに振り向き 「よし、やっちまえ十兵衛」 とにやりと笑った。 「はびこる悪を正義の業火で焼いてやれ!」 「はい!マスター!!」 「凪…十兵衛ちゃん…」 「そういうことだ創。協力してやるよ」 「凶大な悪を打ち倒しましょう!!」 あ、あれ…なんでノリノリ? 「で、でも!」 思わず口が動く。だってもし失敗したら十兵衛ちゃんが! 「大丈夫ですよ…ミーシャさん」 「じ、十兵衛…ちゃん」 「大丈夫です」 にっこりと微笑んだ。悪魔型で左目に眼帯をつけたその神姫の姿は 今までのどの神姫よりも天使に見えた。 さて、やっと俺達の出番か…まったく主役を蔑ろにするとは何事だ。 「まぁまぁマスター、良いじゃないですか」 「うぅむ…しかし…」 それにしても…まさか非公式なバトルをする羽目になるとは。しかもリアルバトルだ。 いや、バトルと言えるものなのかすら怪しい。 「大丈夫か?十兵衛?」 俺は不安になった。 「はい、怖くないわけではないですが…でも大丈夫です。もう私は一人ではありませんから」 「十兵衛…そうだな!」 とはいえいくら十兵衛でもファーストリーグランカーのミーシャでも敵わない相手を倒すことが出来るのだろうか。 確かにこの前の試合、 連勝街道まっしぐらなどこぞの金持ち坊ちゃんのやたらごちゃごちゃ武装したそいつの神姫を十兵衛は何食わぬ顔 (いや、実際はかなり怒っていたのだが)で撃ち抜いた。 その試合時間はわずか一秒。 この話は今思えばあまり思い出したくも無い、あぁなんか腹立ってきた…ま、まぁそのうち話すとしよう。 それはそれとして、とにかく十兵衛の戦闘スキルは特筆すべきものがある。だが…。 いや、待てよ…今回十兵衛がすることは簡単だ。 創達の神姫が囮となって引きつけている間に、十兵衛が超遠距離から目標を撃ち向く。 よく考えれば一番安全なのは十兵衛だ。十兵衛はひたすらチャンスを狙えば良い。 十兵衛に限ってチャンスを逃す…なんて真似はしないだろう。確実に初弾必中だ。 「うん、大丈夫だな…」 「はい!!」 「じゃあ行くよ。凪、十兵衛ちゃん」 創の準備が整ったようだ。 「おう」 「はい!行きましょう」 そして薄暗いワゴンの中。俺と創、その他のメンバーは数台に別れて車内に、十兵衛やミーシャ達は初期位置についていた。 「気分はどうだ、十兵衛」 「はい、大丈夫です」 ごぉぉぉぉぉぉっという音が相応しい風の音。 私は目標到達地点から程よく離れた6階の屋上に来ていた。 後ろには護衛としてヴァッフェバニーがいる。 「え、えと、本当にX2、X3さんで良いんですか?」 私は二人に話しかけた。 「ええ、構わないわ」 「大丈夫よ。X1…いえ、十兵衛さん」 なんでX2、X3なんだろうか。 「それはこの小隊が第X小隊。本来は存在しない小隊だからよ」 と、さっきX2さんが教えてくれた。 「でも、本当の名前とかは…」 「もちろんあるわ、でもそれは私自身が分かっていれば良いこと」 「今回はX2、彼女はX3と呼んで頂戴」 「は、はぁ」 「そうね、この戦いが終わったら教えてあげる」 「わ、分かりました」 「ザ…気分はどうだ、十兵衛」 マスターの声だ。 「はい、大丈夫です」 「もうじき始まる。気を抜くなよ」 「はい!」 「絶対無事に帰って来い!」 「もちろんです!マスター」 漆黒の闇が訪れる…。 闇ととも現われるは、悪魔の歌声を持つ天使。 無数の操り人形を従えて、今日も舞踏会が幕を開ける。 殺戮と言う名の歌にのせて…。 闇、それを見つめる紅き眼差し、その目に映る悪を撃て。 「3・2・1・0!!作戦開始!!」 『ラジャー!!!』 「よし、X小隊展開開始!頼んだぞ十兵衛!X2!X3!」 「X1!十兵衛!いきます!!」 「X2了解!」 「X3了解!」 次回<凪さん家の十兵衛さん第6話『朝靄の紅眼』>ご期待下さい。 第六話も読む